教えのルール パート 2

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中谷影宏(なかたにあきひろ)先生を好きな友達がいて、よく私に本やCDを送ってくれます。車の走行等の時間のある時にその先生のCDをうんうんなるほど,と一人うなずきよく聞きます。確かCDの題名が教えることに関してのレクチャーだったと思います。

聞き手が先生に、やる気のない人にやる気を起こさすセミナーを発案しました。すると中谷先生がそのセミナーは成り立ちません。なぜならばやる気のない人はやる気の無い世界にいる人でその人たちが、その世界を心地の良い世界と思っているのですから、その世界から抜け出しまったく違う世界に入り、180度方向転換した価値観を持ってやり直そうなんて思いません。またこのセミナーに入ってお金を払い講義を聞くという意味さえも解らないはずです。このセミナーに入って勉強したい人はやる気のある人が、もっとやる気を起こしたいという動機の人が入って勉強するセミナーです。と答えていました。

なるほどやる気のない人は、やる気のない世界があり、そこにいて満足している。人に迷惑をかけるわけでも無くそれはそれでOK。ほっとけばよしと言っているのです。価値感の問題を無視して無理して親切心と思い引っ張ってもしまいには迷惑がられるということです。教えの難しさがここにありますね。教える方はこの子のためと思っても、本人には逆にプレッシャーになり、最後は切れてプッツンということですね。

ある知り合いの外交官が、これは例えばの話と釘を刺してこんな話をしてくれました。南アフリカは人種問題で昔から、今もかしれませんが、もめてる所ですよね。白人と黒人を差別するつもりはありませんが。黒人はどちらかというと白人に比べて一見働かないように見えるそうです。飲み屋でビールを飲んでいたり、道端で座りながら一日中話していたりするのが目立つようです。単刀直入に言えば怠け者ということです。近代社会は働くことが人間の価値観の一つと考えられています。ぶらぶらは怠け者に観られます。何故でしょう。

簡単ですよねその答えは、要は働く習慣がないのです。黒人の先祖は凛とした戦士です。狩猟に明け暮れる勇士です。家にいるときは、いざという時に備えてボーとしているのです。その反対に女は家を守るためにこまめに動くのです。そんな訳か人種によっては、女の人の方が良く働く人種がいますよね。戦いが無い時はボーとしているのだ当たり前じゃないですか。なんで商人の如くこまめに動きその上、頭を下げなければならないのですか。昔の失業した侍と同じなのです。怠け者ではなく近代教育を受けていないために現代のシステムについていけないためのボーなのです。比べるべきものではないのですが、そこのところが妙に目立つのです。この例にしても急激な習慣を考慮しない教えは成り立たないと言うことですよね。

こちらスペインの教えは、褒め殺しの教えです。褒めますね。あなたはきれいだ。いいよいいよ。GOODGOOD。褒めまくりますね。おだてれば豚も木に登るの方式ですね。褒めすぎて勘違いの豚もたくさんいますが、褒めて、教えるが大半を締めます。日本のようにしかめっ面でダメだ、ダメだの教え方は、大半の生徒を失う教育です。私も始めにスパルタ教育に酔って教えた結果、案の定失敗した経験を持っています。今は褒めて褒めまくるまでの根性はありませんが、いいねいいねの連発で教える方針を重要視しています。ただ本当にプロとして世界に通用する例えばスポーツ選手や音楽家等は喧嘩ごしが大部分ですが。そうそう音楽家や芸術家の一流と言われた人ほど弟子を持ちませんね。教えないということです。なぜ教えないのか。簡単です。盗まれるからです。自分より素晴らしい人は必要ないのです。スペイン人は人を信用しませんね。歴史ですね。

 

2 Comments

  1. 盗まれる。自分より素晴らしい人間はいらない。

    職場にもありますよね
    うちの職場も、人を育てられない職場です
    人を育てる事の方が、ずっと素晴らしいのに
    自分の為になるのに
    もったいない

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