2020年3月15日
by 小野田
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コロナウイリス第2弾

金曜日のあたふたぶりは、久しぶりに味わった緊張でした。ブラジル行きは、当然のことながら中止。イタリアのトリノにある指圧学校も閉鎖されて、スタッフは外に出られないとのメールがあり、イタリア特に北の状況は、まさにパンデミック真っ最中なのでした。スタッフの一人が、特におびえ切っています。なんと、彼の彼女は、イタリア人でミラノの出身のようです。ミラノにファミリーがいてビンビン情報が、流れてくるらしく、何と彼女のお父さんが医者ということで、結構情報は,確信性のある情報のようで、猛威を振るって暴れ回っているということでした。スペイン特にマドリッドがこんな状態になる前から彼は、彼女のお父さんが、マドリッドも同じ道をたどっているミラノと同じような状態になるのは、時間の問題だと言っていると私に耳打ちしたのでした。土曜日に、政府が、国家非常事態宣言を発しました。其の放送があったのが、3月13日の金曜日の午後でした。土曜日は、まだマドリッドの住民もなんだなんだ位しか思ってなかったと思います。

ここ数日で陽性患者が,約7000人近くになりました。特にマドリッドは、一日に1200人ほどのペースで陽性患者が増えています。来週の半ばには、この速度で計算すると10000人を超える陽性患者数になります。これに驚いたのが、現政府です。無知のなせる業で、首相の奥様が、確か先週の女子の地位向上を謳った、デモ行進で感染したとか、しないとか、他にも閣僚のおばさんが、やはり陽性と国際的にお馬鹿さんを証明しちゃったわけであります。

この政府は、国民党が、政権を降ろされて、労働党がしゃしゃり出たわけですが、連立政権の悲しさかな、共産党と手を組んで、若い髪の毛を後ろに束ねたお兄さんが、ラフな格好が、自分で似合うと思っているのかノーネクタイで閣僚に昇進、その手が、はしゃり出てもうぐちゃぐちゃ。そしてこの事態です。明日からは、薬局、最低限の食料を提供してくれるお店(スーパーマーケット、八百屋、etc),公共運送機関(メトロ、列車、飛行機、タクシー)どういう訳か,洗たく屋,髪切屋は、営業できるとのことです。

私の職種は、一様健康向上を司る仕事の欄に列記されて、税務署は、確実なカテゴリイーをつくっているのですが、厚生省のほうは、あやふやな見解で、逃げまくっているというのが、スペインの代替療法の現状です。そんなこともあり、営業は自由なのですが、さすがに、スペイン人ビビッて予約欄が、見る見るうちにキャンセル、来院すれば、痛くて来てるんだろうから、痛みとりの治療はしますけど、420万人のマドリッドの人口のうちの3000人の陽性患者がいたら、これは、ビビりますよね。

特に爺さん、ばあさんがやばい、その上心臓疾患持ちの人は、要注意といわれれば、ちょっとビビるのは当然ちんなのでした。とりあえず2週間は、学校と治療院を閉めることにしました。この商売、土方を殺すにゃ刃物はいらず、雨が1種間もふればよしの如く、患者を治療してなんぼの世界、患者さんがゼロなら一巻の終わりです。マーいつまでもつかは、運任せといったところです。今まで徳を積んできたので心配はしていませんが、スペインの無知を知り尽くしている地元の民。3年で帰る駐在日本人たちとは、経験に基づく原始感覚が違います。今回は、本当にやばいの一言です。35年のスペイン在住で、今までにない一生に一度の経験をどっぷりスペイン人と共有したいと思っています。

ここが、中国人、韓国人との違いです。彼らは、真っ先に逃げちゃうのです。てめえさえよければ、良しのヘタレなのです。私は、スペインに何十年も、お世話になったのですから、最低限のお手伝いをしようと思っています。

ただ日本人の最低限のやることはやる、みんなが、我慢するのであれば我慢はしましょうの大和心は外国では通用しません。

ただ自分さえ助かればいいというトランプさんのアメリカとは違い、結構、やる時は、一致団結のスペイン。その辺の寛大さをスペイン人に期待して乗り切るしかないみたいです。こんな時、性格が、本性が、そー隠れた本音が体の奥底から出てくるものです。みっともないと後世に語り継がれないような行動をとり続けたいと思います。

よしゃ、月曜日に突入します。

追記

土曜日一切外に出なかったので、外出、散歩したんですけど、まったくシーンとしてバスを時々見かけるんですけど、ほとんどのバス、乗客なし。今まで、ほとんど見ることがなかったマスク装着の人、ラテの手袋をして歩いている人、バーもレストランも、どこのお店もシャッターを閉めてひっそりとした日曜日。さて来週の日曜日は、どのようになっているのか、まるでハリウッドの映画の世界です。

2020年3月13日
by 小野田
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コロナウイリス

本当であれば、今頃はサンパウロで土曜日からの指圧講習会に備えてホテルで、講習内容をチェックして、昼からは、日本人街に行って、日本食を堪能といった所なのですが、例のコロナウイリスの影響で中止と相成りました。はっきり言ってスペイン特にマドリッドは、陽性患者、合計3000人のうちの半分を占めています。日に日に目を覆う惨状になりつつあります。

今週の水曜日から全スペインの公の学校が休校になりました。3月の11日からとりあえず25日まで、大学を含めた教育機関がお休みになりました。私の手塩に掛けた指圧学校も、こんな小さな学校もお休みを余儀なくされました。唯一の楽しみであるダンス教室もたった今、メールにて当分の間ということで、お休みが決定しました。ダンスを習って感染したら本望だと開き直って意気込んで通っていた隠れ趣味も、ひとまずオフということになりました。GYMもメールにて当分の間お休みという知らせが届きetc、こりゃーヤバいということが、やっとスペイン人もわかりだしたかと思うのですが何故か時すでに遅しの感が漂っています。

先週の女子の地位向上のデモ、娘も意気込んで参加したデモに参加した女子の閣僚(女子の閣僚の多さはスペインが世界一)2人がコロナウイリスに感染したとのニュースには、さすがのスペイン人もまさかの展開にギャッとしたのでした。その上、その女子の閣僚が、デモの2日前に王様主催のパーティーに参加して王様一族とあいさつのハグをしている場面が、ニュースに流れてサー大変、王様一族が、検査を余儀なくされたとかの情報が流れて、笑えないギャグが、ちらほらといったスペインなのでした。

ただ、まだまだ意識がないのが実情で、レストランは一杯、フラフラ人間が一杯街を闊歩してますし、中国人、韓国人、勝手に忖度なんでしょうねー。入国しているのが実態です。結構スペインは、中国との関係が深く、スペイン企業例えば,ZARAみたいなアパレル関係なんか結構関係があるみたいです。またこちらに入ってきている中国人、マドリッドの郊外にでかい中国人街があって、でっかい倉庫がバンバンです。まだコロナウイリスが、そろそろイタリアあたりで、話題になっている頃、こんなに中国人がいるのにコロナウイリスの陽性の中国人が一人も出てこないスペイン特にマドリッドは、絶対隠蔽だと騒ぐ輩がいたのを今思うと、あーあーあれだったんだと思う節が確かにあります。

団体の中国人がうろうろ、ビトンやロエベの袋をもって闊歩する中国人の田舎者軍団、確かにスペインを筆頭にヨーロッパは、恩恵を受けていたのは確かなのであります。金を落としてくれるエチケットゼロの中国人をスペインの政府は、日本政府と同様に忖度していたのです。

金曜日は、レアルマドリッドのホームグラウンドでサッカーの冠大会がありますが、やっとやばいと気づき観客なしで開催するようです。延期がないだけ、サッカーになると妙に異常になるスペイン人のストレスを解消させるには、延期より良かったかもしれません。

私の治療所といえば、政府が、学校を休校、年配者は、できるだけ外に出るなというお達し、メンタル的な訓練がないスペイン人は、感情の高低具合が激しく、すぐパニック状態になりやすいので、危惧していますが、治療院にも確かに影響が出ています。この日々の患者数の増加傾向を止められなければ、経営がやばいかもしれません。経営は二の次で、この感染力の強さは,当治療院も、来週あたり休院の可能性も出てきているのが現状です。

ただこればっかしは、皆様に共通していることなので,一切恨みなしで、最小限の傷でどう乗り切るかが、当面の踏ん張りとみています。ここでつぶれるのであれば、これまでの運とあきらめればいいのであって、ここ数年、波風なく順調だったので、神様が、また私をお試しになってくれるという事であれば、喜んで踏ん張りましょうと結構喜んでいる私にやはり変なおじさんなのだと改めて思ったのでした。

追記

治療院のある建物にでっかい中国人が経営している雑貨店があるのですが、学校が休校ということでおたおたしている間、同じ日に店を閉め、それも1か月間スパッと店を閉めるようです。中国からくる品物がないのか、暴動を恐れてのこの決定かは、知る由もありませんが、この動きの迅速さは、やはりただものではありません。これは、華僑の特徴であり、あたふたしている間にパーっと逃げちゃうあの人たちは、やはり日本人とは、ちょっと違うんだと感じた次第です。金持ち喧嘩せず。まさにこれですねー。

2020年3月2日
by 小野田
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ミスター指圧逝くパート2

合掌

ポリドリ先生の悲報は、早急に届きました。早急に届いたのはいいのですがイタリアのミランあたりでコロナウイルスが、暴れだしたという情報をトリノ(ミランのそばの街)の生徒からもらっていたので、内心は、ドキッとしたのは事実ですが、イタリアにちょっと行ってくるというと娘も、嫁さんも冗談でしょと言われそうなので、このことは、伝えず、息子の一生と土曜日にお葬式ということで、金曜日の夕方、マドリッドを出発、2時間半の飛行を満悦のつもりが、斜め後ろのイタリア人の老夫婦の相方が,ゴホン,ゴホンの連続、その上、マスクまでしています。今回は、広い空間を求めてビジネスに搭乗したまでは、良いアイデアだったのですが、周り中、イタリアの老カップルだらけ、その上,せきを連発されちゃ叶いません。まったくひやひやものでした。

到着するといつものローマなら、めちゃめちゃの人込みです。しかし今回はガランガラン、歩いているのはマスクをしたアジア系の顔立ちの旅行者ばっかしでした。これがミランの飛行場なら本当にガランガラン何だろうと思いました。地元の人は,町を歩いていてもマスクの人は、まだまだ少なかった気がします。

お亡くなりになったのが、火曜の夜ということで、マドリッドならば、早急に次の日、お葬式で2日後には、焼かれておしまいというパターンですので、どうなんだろうと考えていましたが、翌日の朝、大学病院に連れていかれました。そこで、最後のお別れができるということで、メンバーと一緒に行きました。確かに大学病院の片隅に遺体安置所がありました。朝の8時から10時までという2時間、この短い時間が、最後のお別れということでした。身内だけここにきて、お別れということで、大体の人は,教会のミサで最後のお別れということでした。教会にお棺ごと運ばれて、牧師さんのお話を聞いて、ポリドリ先生のお棺は、墓場に運ばれてそこで、永眠するということでした。

ポリドリ先生のお顔を拝見いたしましたが、きれいでした。ただ先生背丈が大きいので、頭が、足元が窮屈そうで、少し大きめの棺桶があればと思いましたが、すがすがしい顔で、首も包帯で巻かれて満足そうで、改めて大きな手を垣間見て、首にできた腫瘍で散々痛かったんだろうから、これで痛みから解放されて、喜ぶという言葉は失礼ですが、なんか本当にお顔が、弛んでいて私は、改めてご苦労さんと胸の奥で、独唱しました。上等、上等、この言葉も失礼ですが、もうゆっくりお休みください。私の本音だったかもしれません。

亡くなる前日、のどの声帯を取る手術をして、普通なら、病院で、状態観察のために入院と思っていたのが、帰宅命令が出されたそうです。病院が言うのならしょうがないということで、車で帰宅ということになりました。車を走らせて、ほどなくして、ポリドリ先生が、何か肩に熱いものを感じると言い出したそうです。車中の電気をオンするとどくどくと血が噴き出していたそうです。これに驚いた付き添いのアマデウ先生が、病院に引き返し、緊急入院したけど、時すでに遅しで、出血多量でお亡くなりになったということです。

癌の腫物を取るために他をいじくり、体の気を参らせて実は他の病名をつけられて死ぬパターンが、よくありますが、ポリドリ先生も、この手の西洋医学で、寿命をちじめた一人かもしれません。ただ首近辺の腫物は、医者を信頼するしかなかったと思います。我々は、患者のわがままを、知ってますので逆に医者にかかると体を預けて医者の言葉を信じるという石頭が多いのも事実です。

でももうこの辺で、ゆっくりさせてあげたいという、ポリドリ先生の側近は、思ってたんだと思います。教会には、250人ぐらい集まったと思います。全ての人が、ポリドリ先生をたたえる顔をしていました。お義理できた人は、いません。ただただ、ポリドリ先生にお別れをしに来た人たちが集まりでした。ピリピリした気が教会中に飛んでいました。わざわざリスボンから駆け付けたロジェリー先生は、すべての用事をキャンセルして駆けつけてくれました。他の国のインストラクターもちらほら見られました。

来てよかった、今を生きるという言葉が、妙にしんみり感じるローマの小さな教会のミサでした。

ポリドリ先生ゆっくり天国で、お過ごしください。でも暇になって、間違っても,下界におり私の家の近辺をフラフラしないでください。。私は、まだまだこの世に未練のある小心者です。這いつくばってでもまだまだ生きたい指圧バカですから。

ヨーロッパ指圧浪越代表小野田茂                                         結手

2020年3月1日
by 小野田
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ミスター指圧逝く パート1

ヨーロッパの指圧の世界では、超有名なボス、イタリア ローマのアルベルトポリドリ先生が、お亡くなりになりました。2020年2月18日の夜中でした。

昨年の冬あたりから気になっていなんですが、喉頭癌ということで、放射線治療の後遺症でしょうか、真っ赤に焼けただれた左の側頚部が痛々しく、それでも6月の私のローマ大会、11月の日本セミナー、そして今年のリスボンの大会にまで沢山のお弟子さんを連れて駆けつけてくれました。リスボン大会は、2月の15日16日の開催でしたが、明らかに痩せて気力だけで、生きている感じの形相でした。それでも約20人のお弟子さんを引き連れて駆けつけてくれました。

側頚部の患部は、ガーゼで覆われているのですが、その部分から流れてくる、思わず顔を背けたくなるほどの妙に生臭い臭いを今でも覚えています。。おそらく抗生物質の類のクリームを塗っているのだろうと思われます。そんな体のコンデションにおいても、ひょうひょうと渡された1時間半の講師としての仕事を、完ぺきに遂行して思わず、私たちをうなずかせたことは言うまでもありませんでした。指圧のレクチャーになると彼は、別人になるのでした。指圧好き好き人間なのでした。

会場はリスボンといっても首都から車で30分の所にあるCASUCAISUという海岸リゾート地です。ローマからリスボンまで飛行機できたとは、いいながら、ガン末期の人間が、車いすで来てくれました。医者に言ったら冗談でしょと怒られそうなことをしてまで、来てくれたポリドリ先生、本当にスタッフ一同、涙をこらえるために頭を下げながら目礼したのを今でも覚えています。

彼とは、何やかやで30年間お付き合いさせていただきました。歴代のイタリアの首相を指圧をして、イタリアに指圧ブームを起こしたのは彼の功績でした。今2万人の指圧関係の人(税金を払っている指圧師)が公式にイタリアに存在しますが、彼らをぼろくそにいうのもポリドリ先生の仕事だし、彼はまさに一匹狼の存在で自分の軍団をもって、浪越指圧を長年ヨーロッパに普及してくれました。

まず妥協を全く許さない人柄で、政治的配慮がないために随分、他の団体ともめたような気がします。それでも実力がありますので、生き残るすべは、持っていた実力派でした。

どういう訳か、自分とは気が合い、浪越指圧ヨーロッパの彦左衛門として、ずいぶん私に知恵を貸してくれました。私も、どちらかというと、思いついたら即実行のほうですので、ぶつかることも、よくあるのですが、その辺の所をお互い気に入っていたんだろうと思います。30年間、彼と私は杯を交わした兄弟と同じで,ずいぶんと無理を承知で、私のために動いてくれたことは言うまでもありません。

この指圧の世界も魑魅魍魎で、いろんな人が、いろんなグループが私に近寄ってきては、おいしそうな話をささやきかけたり、お世辞バンバンで私を利用しようとした輩が何十人といましたが、彼は、30年という長きにわたり、一回も私たちを裏切ったこともなく,もちろんがっかりさせられたこともありませんでした。イタリアのマフィア同士の付き合い方とは、こんな付き合いなのかなーと今でも思う付き合い方をさせていただきました。指圧界の大のアミーゴだったことは誰もが認めることでした。

指圧の奉仕団体として協会を作り、国から奉仕をする治療所を貸していただき、長年にわたり主に身体障碍者を週2回、生徒さんやOBの方々が、無料で治療をして指圧を医療の一環として位置づけさせてきたのはまさしく彼らの仕事でした。

徳治郎先生との付き合いも彼の指圧の歴史と一致して、晩年の徳治郎先生が指圧グループの大将として世界の国々、カナダやペルー、そしてアルゼンチンなどを歴訪した時も彼は、ヨーロッパから欠かさず参加しました。徳治郎先生の追っかけで、またかわいがられた一人だったことも事実です。徳治郎先生亡き後も彼は、浪越浪越といい続け、浪越指圧を世界に普及し続けたことは、下手な日本人よりもっと純粋だったように思われます。まさにミスター指圧男でした。

2020年2月22日
by 小野田
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決断だよおっかさん。

YouTubeで盛んにコロナウイリスの情報が流れています。確かに指摘されたように、地上波と何でも言っちゃうチャンネルとは、雲泥の温度差があるようです。普通に流れるテレビのニュースを見ていると表面のみの報道で、疑問視する問題が、正確に説明されていない部分が往々にあります。それでも、60代以降のおじさん、おばさんは、お上(神)が言っていることだから、そうなんだろうと鵜呑みにして、渋いお茶を飲んで、せんべいをぼりぼり食べながら、こたつに入って人ごとのようになんとなくニュースを聞いている、私を含めてそんな人が、大半だろうと思われます。それでいいんだと思います。

日本の7割の人が、そんな生活をハッピーと思っていて、俺なんかがやらなくても誰かが、うまくやってくれるだろうと思いながら生きている人が大半です。選挙の投票率も50パーセント前後、これなんかは、委任している証拠で、裏を返せば、日本の平和をエンジョイしている、たとえ平和ボケといわれようが、日本が、このように77年もの間、戦争もなくグタグタと生かさせていただいたのは、実は、日本国の官僚や国会議員さんがいたからですと言われれば、確かにその通りなのでした。

私が、日本国のパスポートを手放さずに、国籍も変えずに日本国民としてスペインで生きてこられたのも、確かに総合的な日本への世間様の根強い日本のプラスのイメージが、あったからと感謝しています。ただある有名なコメンタリーが、第二次世界大戦が終わり終戦を迎え77年もの間、平和社会に浸りきってきた日本と、年がら年中、どこかで戦争をして、かつては、世界の警察といわれたアメリカとの、いざといった時の危機感とその危機感をどう対処するかという危機管理の意識の差、そして実際どう対処するかと、いつもシュミレーションを練って、国民に胸に手を当てて国歌を熱唱させる国とは、もう天と地の差があるんだということを言っていましたが、こここと自体は、100パーセント確かなのでした。

実際アメリカ大っ嫌いの小生ではありますが、やはりこのような危機に何回となくさらされ、何万人の自国籍であるアメリカ人を兵隊として他国で殉死させ、無念の涙を共にしたアメリカン人同士の団結の強さ、愛国心は、確かに見習うものがあります。幕末のそして明治維新の国のために働いた国士たちは、確かに今のへなへな議員さんや、文化人といわれるウジ虫たちとは、雲泥の差があったんだろうと思われます。

このコロナウイリスの各国の対処方法で、日本政府の不手際が目立つと盛んに報道しています。しかし実際、現場にいる人達は、一生懸命やってるんだと思います。命がけの人達が、本当に命を懸けてやってるんだと思います。ただ、こちらには、その迫力が伝わらないし、トップの石ころのような信念も国民には伝わっていないようです。習近平を国賓でご招待のプランがあり、飛行機の経由をまだ中国の重要都市のいくつかを許しているという事実があります。

外国にいる世界中の日本人は、いつ何時、日本人の入国拒否が、いつ始まるんだと現実問題としてイメージしている最中に、日本のニュースでは、このことを一切タブー報道としているニュースを見るたびに、リーダーの器で、一国の未来がこうも簡単に決まるのかと他人事ながら思うのでした。

安倍さんという人は、性格はいいんだと思います。あれだけの失態奥さんをかばうとこなんか、いい人なんだと思いますよ。周りの側近や部下も人がいいから、やりやすいと思いますよ。でもいざとなった時の冷徹な、決断はができない人です。

思いやり、できるだけすべてがうまく収まるように、この辺の日本人の美徳が、逆に足を引っ張っているのかもしれません。今は、鬼になり、自国民を守る、この選択が必要です。全てが、そうなんだけど、長くやりたい、こうやりたい、といつも思ってダラダラ継続すると大方は、マイナス方向に走り、最後はボロボロになって、蹴飛ばされるのがおちの世の中です。当人は、この辺がまるで見えません。はっと気が付き、この辺かなー引き際、と思えば、憎まれながら未来のために、一つ決断して、散ってもらいたいと、思っているのは、はたして私だけでしょうか。老兵は死なず、ただ立ち去るのみ。その時は、麻生さんと菅さんもぜひとも、つれて行ってください。そういえば、石破さん出てこないなーこの頃。

2020年2月7日
by 小野田
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大和の行方

北京で会食禁止令。これなんかは、飲食店側にとっては店を閉めろということで、マーみんな大企業と違って自転車操業が多いだろうから倒産しなさいと言っているようなものです。こんなことをお上がいけシャーシャーといえる中国は、やっぱり独裁国家なんでしょうね。日本なんか、思い切った処置がとれずに後手後手に回っていますが、みんなが良い方向に行くようにとの配慮なんだろうけど、時には、独裁のボスがスパッと命令を出し問題を解決することを後で考えるとベターなんでしょうが。時の日本のボスが、自分の命を懸けてまでやるとは思えないし、ずるずる行って、結構風神が吹くなんてこともあるから、こりゃー毎日newsをみなくちゃと、結構早く家に帰還しているこの頃です。

豪華客船が、立ち往生しているけど、これなんかも,船主側とお客の攻防なんてまるで映画の世界なんでしょうね。ただ,中年以降のクライアント、常備薬所持の人が、大半だろうから、この辺を解決してやらないと間接的に、命が奪われる事態を想定して臨機応変に対応してもらいたいものです。ただお役人は、責任取りたくない症候群満載だから、こんな時は、できる官僚よりは、庶民派のノンキャリアの体育会系が、活躍してくれることを期待します。責任取りたくない中途半端な役人が、結構います。逆にエリート中のエリートにも肝っ玉の大きいのもいることは確かです。豪華客船の乗組員。乗客全員を検査したら、大変なんだろうけど、官僚のおねいちゃんが、全員武漢との何らかの関係がある人を対象に検査します。なんていってたけど、この対応が命取りにならなければいいがと野次馬君は、ふと思ったのでした。

北朝鮮の判断力は、時には功を奏することもあると見識者は、思っていると思いますよ。日本の国会議員さんのお顔を拝見いたしますと、みんなボケてますからねー。迫力なしです。命がけの顔の人は皆無です。ジャングルから出てきた時の、あの小野田少尉の顔、緊迫した切りっとしたあの形相は、本当に感動ものなのでした。かといって私は、右寄りではありません。確かに左は嫌いですが。学生の頃、渋谷で、愛国党赤尾敏さんの街頭演説を見て結構面白かったのを今でも覚えています。ちょっと前まで確かに、迫力のある議員さんいましたよね。千葉の浜田、角栄さんだって迫力ものです。やくざ映画で、日本のドンが、やくざはおなごは殺さないけど、政治は、容赦しないよ。この辺がやくざと議員さんの腹芸の違いなんでしょうね。

お隣さん、中国の災難を目と鼻の先の国、日本がどう対処するか遠くから観戦しています。こちら、すなわちスペインの反応は、結構無関心の感じで、対岸の火事の形相です。インフルエンザのたちが悪いのみたいな、この程度のマスコミの報道です。知り合いの医者に、尋ねても、関心なし、どこかの製薬会社が、3月ごろワクチンを販売開始してWHOのエチオピア人の大将が、中国は偉大だなんて、訳の分からない発表をして、桜吹雪よろしく遠山の金さんが現れて、一件落着なんじゃないと、甘い予想を立てている輩が、結構多いんじゃないかと思います。ただ私の見方は、やばいの一点張りです。だって中国政府がなりふり構わず、躍起になって、沈静している姿は,これやばいの証拠です。ある日突然、100円ショップの中国人が感染してなんて言われたら、いくらボケボケスペインだって緊張するでしょ。ヨーロッパに何人の大陸出身の中国人がいると思いますか。

指圧治療院に来る不特定多数の患者さんの中に、感染者がいて、同僚が感染したら35年の歴史ある指圧治療院が、一瞬で吹き飛んじゃうんです。エイズのほうが、まだ私たちにとっては、安全です。実際、エイズの患者さんを今まで何人も指圧をしています。飛まつ感染、粘膜からの感染何でもありじゃ、絶対やばいって。何しろ今回は、絶対にやばいって。スペインにいる自分が、ナーバスになってるんだから、日本の指圧業界も、マスク、手洗いは、常識。真逆に取って、免疫力、自然治癒力を高める指圧は現代人の武器ですなんて宣伝して、患者をどんどんゲットしたらと感じています。実際指圧は、最高の予防治療になるはずです。

2020年2月4日
by 小野田
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ヤバい世の中、希望をもって

今中国が本当にやばい。コロナウイルスに鳥インフルエンザ、そしてアフリカ豚コレラと出るは出るわの2020年の幕開けです。スペインでもカナリア諸島の小島に滞在していたドイツ人グループの一人がコロナウイルスと診断されて、隔離されたみたいです。スペインは一見関係ない国と国のように思えますが、中国人は、スペインの観光地に行けばドコモ、ココモ、ニーハオの感じでルイビトンの紙袋をもって、若いカップルが、おじさんおばさん成金カップルが、右往左往してますので、やはりお土産屋さん、旅行会社は、、痛手なんでしょうね。うちの生徒さん、旅行会社に勤めているんだけれども、キャンセル料をどう払わないで事を収めるかで、ひっきりなしに業者とやりあっているみたいです。

マー儲ける輩もいるんだろうけど、例えばマスク特需はこりゃー地味なマスク君が一躍脚光を浴びて躍り出ちゃったからサー大変、マスク会社は、休日変更でバンバン、徹夜でマスク作りに励んでいるんでいるはずです。イソジンなんかもこれ明治製菓から出しているんですよね。一頃、お釜のお兄ちゃんが、エイズ防止にイソジンがいいなんて言うもんで、結構売れているんですよと、メーカーのおじさんがニコニコ顔で言っていたのを覚えています。

あのゴロゴロのうがい薬イソジン君を、同僚がトイレで、施術を終わらした後に、ゴロゴロやるのですが、結構響くのでした。それを患者さんのスペイン人が、聞いていて、どうもいい印象がなかったのを覚えています。おならは、セーフで、げっぷはアウトのヨーロッパ、価値観が違うのはいた仕方ないことかもしれません。でもそんなこと言ってられないので、ゴロゴロうがいの実践が、明日の活力を生むことを信じて日々、私の同僚は実践をするのでした。

マスクといえば、風邪気味の時にエチケットとして診療時に使用するんだけれども、10分ぐらいすると息苦しくなり、取ってしまうのですが、あの感じのマスクを外科のお医者さんんがオペの時何時間もしたままで、仕事をするんだろうけど、誠に息苦しく、ハードな仕事だなーと感心する次第です。

一見関係ないと言えそうなスペインと中国、結構、スペイン政府は、中国人のスペイン滞在において、または税金において寛大なところがあります。これすなわち、中国本土に、スペインの企業が、入り込んで、商売しているということですが、このヤバい中国の実態を垣間見ると、しっぺ返し、それも最大級の倍返しが、スペイン企業にももろに覆いかぶさるであろうということが考えられます。このまま中国の企業が、もたもたしていたら、スペインの不況は、会社の倒産。従業員の失業等で十分おつりがくる結果が、近い将来起こりえるであろうということは、高い確率で言えることのようです。スペインの不動産も敏感に反応して実際下がっています。患者さんのそれ関係の一言を逃さず聞いていると銀行が、過去のバブル崩壊時の教訓を反映してか、貸し渋りを起こしだしているということです。治療所一体(事務所街)の物件を買いあさっていた、ベネズエラ人、中国人も、亀さんよろしく頭を胴体に隠して亀頭だけほんのちょっと出して、外を伺っている感じです。

こんな時に、儲ける奴、全財産を失うやつの両極端が出るんだろうけど、差―どっちだと結構情報を収集しているのが現状です。

浮世床屋よろしくこんな商売をしていると、患者さんの何げない一言が、重要キーになることが沢山あります。それでは、患者さんがスタンバイしました。両耳ダンボよろしく、両耳に神経を集中して、さりげなく情報やヒントをいただきに施術が始まります。財布を緩めさせるのは、おなごの一言。でも心を弛めて本音を出させるのは、私たち指圧プラクターの得意中の得意です。今日も又仕事が始まりました。やばい世の中、希望をもって。

2020年1月27日
by 小野田
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生き抜く

船渡先生というユニークな先生が、病気になったら、食うな、動くな,寝てろ、この3つを遂行することで、体は元に戻るんだからとガンガンyoutubeで言っているけど、誠にその通りであって、何も依存はありません。しかし葛根湯先生よろしく、こんな養生法を西洋医学を10年もかかって習得したお医者さんは、いくら何でもその通りとは言えません。ジャー俺たちの苦労は、何なんだと言いたくなるのも当然ちんなのでした。実際、娘に熱が出たら、下痢になったらどうすんだよと聞けば、当然薬の処方のうんちくを垂れるのが、一般的なのですが、体が熱を出しているのは、体が要求しているからで、むやみに平熱にすれば、いいってことじゃないだろうに、下痢をするということは、毒素を体に保存しておくのは、やばいから下痢させて体の外に出しちゃおうという体の自然な反応とみることは、どうやら西洋医学では教えていないみたいです。娘は、これとこれを処方してのうんちくの発想が、パブロの条件反射のように体に叩き込まれているようです。

要は、製薬会社が、ただ寝てろじゃ、金にならない、すなわち商売にならないので、、医者という聖職に燃える若いお医者さんの卵を医学部で色付けして世に送り出しているのが、まさしく今の現状なのでした。医者に限って、結構いざ癌になったら、最先端の療法を拒否して、原始的な療法を隠れて受けてたりして、何ともお笑いの世界が現状だったりして、アップルの創業者のジョブズさんにしても、子供達には、アップルがいいよいいよという製品を身内中の身内のファミリーには、絶対使用させなかったりして、裏と表が確かに世の中にはあるようです。

犬だって、猫だって、元気がない時には、端っこで、寝転んで、体力が回復するまで、絶対に食べない、動かない,寝てろを実践しているわけです。人間元気がないと、肉を食べないと元気が出ないとか、ユンケル、アリナミン,もう栄養過剰毒液をジャンジャンの世界です。笑っちゃうようなことが、現実にごまんと存在するわけです。例えば、製薬会社が一番儲けるお金のもとの風邪薬なんか、本当に私たちは、必要としているのでしょうか。テレビでガンガン宣伝して、きれいなお姉ちゃんが、さも風邪をひいたらこの薬と盛んにウインクしているけど、騙されているとは、だれも思っていません。

やはり自分の体は、自分の責任で、テレビでどんどん宣伝していても、これは嘘だと思えば、テレビを見なければいいのだからと簡単にメーカーさんは、言うのでしょうが、結構マスコミにコントロールされていると気が付いている輩は、少ないようです。そんなわけで、一念発起して自分が強く生きようと思えば、今度は世間様がほっときません。仲間外れにされたり、いじめにあったり、そうです。ほどほどの常識で対処して、そしてあいまいにい返事をして生きなければ,職、そして食さえも奪われてしまう世界が現実なのです。

電磁波にしたって、いいわけないと誰もが思っても、そのことを批判したら,職を失うことも現実にあるわけです。若夫婦にしても,子供に電子版のゲームや携帯を所持させ、遊ばせることは、いいことじゃないと内心思っていても、自分たちの時間を持つためには、しょうがないと思う気持ちは、なんとなく私にもわかります。

今の世の中、余裕がまったくない世の中になってしまったのです。余裕がなければ、衣食足りて礼節を知ることは確かにできません。

余裕がない世の中になってしまったから、アメリカのあのトランプのようなどうしようもない輩が出てくるわけです。今出る結果が良ければ、良しとする、次世代を全く考慮しないリーダーが出てきて終いには戦争が、ぼっはつして、貧しい国同士の代理戦争が始まるわけです。負の連鎖です。

何回同じことを書いてもがいてみても、やはり世の中行き着くところまでいかないと、進展はないようです。せめて自分の体は、自分で管理、この常識を実行して、あとは神頼み、今年も、後一週間で1月が終わりになります。吉と出るか凶と出るか神のみぞ知る今年のスタートです。

2020年1月13日
by 小野田
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2020年 年頭の気構え

日本は、どうも休日らしい。20歳、大人になることをお祝いするんだそうです。希望に燃えて、スタートするんだそうです。やばい世の中に立ち向かう若者よ、日本のそして世界の若者よ。頑張れと言って、祝福する日なんだそうです。

本当にニュースを見ていると誠に緊迫した世界情勢です。あのアメリカのトランプさんが、はしゃげばはしゃぐほど、世の中、本当にやばい方に進んでいます。オーストラリアの森林火災、山火事一つ止められない私たちは、自然に逆らったら,ひとたまりもないという教訓が、長い歴史の中にあるのに反省なしでガンガンの現在です。

歴史上何回も世界的規模で偉い人たちが集まっては、かんかんがくがく、でもきまって、大国といわれる輩が、自分のいいように解釈して、本当に地球がやばいというときに、エゴのままに動いてやりたい放題、それに続く日本、そしてリーダー的存在の国々が、あっちについたりこっちについたり、まったくとんねるずの歌じゃないけど情けないの一言です。地球規模での動きがなければ、どうしようもない切羽詰まった時期に来ているのに正に対岸の火事です。

NHKが警告を発して番組を制作しては、国民に来るよ来るよ南海トラフといっているんだから、必ず近い将来、でかい地震が日本を襲うのです。普通だったら隠すのが、政府です。そのお先機関のNHKが特集を組んでバンバン放送してるんだから、かなりの確率で、来るのです。ジャー国民は,何をやっているかというとほとんどの人は、実感がわかない。これは常識なのです。初めて、ショックを経験した後に後悔がたつのが、人間の性なのです。

イランとアメリカが、一発触発、石油戦争なんだろうけど、ここにまたトランプさんが出てくる。ニュースで専門家が、選挙のためのパフォーマンスをトランプさんがやっていると簡単にほざいているけど、これおかしくありません。選挙に勝つ、負けるは、アメリカの中でやってくれればいいわけで、一人のエゴで、戦争になったり、国と国が憎しみあったりしては、ならないことなのです。いつでも、弱い国が犠牲になって、アメリカファースト、ふざけるなって、昔のレーガンと中曽根じゃないけど、今の安倍とトランプの関係と似たり寄ったりで、これも情けないの一言です。

他の国って、昔の恨みは、絶対忘れないで始終DIGNITYをもっとも重んじるけど、日本人、原爆を長崎、広島に投下されて何百万人もアメリカに殺されて、アメリカ人にピースサインして写真撮ってちゃ、これも情けないぜー。沖縄だって、いろいろ複雑に絡んでて、一概に言えないんだろうけど、戦争の末期のあの悲惨さを味わったら、基地はいらないというのも当たり前だろうに、この辺も、日本人おかしいぜー。もちろん過去の歴史を利用する某国人にはなりたくないけど、この辺もおかしいよなー。

学生のころから、スペイン語をやっていたせいもあるんだろうけど、アメリカへのあこがれだけは、まったくなかったなー。アメリカ人、何回も言うけどヨーロッパじゃ、本当に大した存在じゃないぜー。食えないからアメリカに渡ったヨーロッパ人がアメリカ人なんだからルーマニア人が、母国での仕事がないからEU国に来て出稼ぎしているのと何ら祖先は変わらない訳です。

ウクライナでのイランの誤射で民間飛行機が墜落、この辺も重なって、本当に世界的にやばいの一言です。香港、チベット、台湾,ウルグイ。2020年は、寝る暇、惜しんで仕事、これ当たり前だけど、ニュースをよく噛んで、飲みほぐす前に、スキャナーにかけて自分なりの判断をすることが、大切な年なのかもしれません。

2019年12月27日
by 小野田
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昔の人は言いましたの巻

稲場先生という浪越徳治郎先生のバリバリの時代に鍛えられた直弟子の先生がいるんだけど、その先生が高い金をつぎ込んでは、指圧協会のイベントをビデオに撮って、スペインに送っていただいた時代がありました。そのビデオを今整理してるんだけど、結構貴重な映像が多くて、指圧界に残さなければと思うビデオがいっぱいあります。

例えば、伝説の大先生の講習、芹沢先生の講演、徳治郎先生の講演、徳治郎先生の長男、徹先生の講演、今は、亡くあの先生だと思わず,観込んでしまう映像が出てくる出てくる、この辺を整理しておかないと、私が死んだらまずうずもれてしまうだろう危機感を抱きつつ毎日楽しみながら整理をしています。

25年前の協会主催の講演会で,アレルギー専門のドクターの話が、妙に今の時代、すなわち未来の日本を医者の視点で鋭く警告していたビデオをとして印象に残るものがありました。

そのお医者さん曰く、小児のぜんそくの話なんですけど、当時学校検診で、そのころの統計で、急激にぜんそくの児童が増えているとの警告で、実際の厚生省の統計の数倍のぜんそく児童が、実際に存在しているとのいるとの報告から話は始まりました。

そして、卵の値段が、世の中の物価上昇に比べて、変動がないのはなぜでしょうかと問いただしています。確かに今も昔も卵の値段は、ほとんど変化がありません。たんぱく源を体に入れる、すなわち補給するには、卵は、日本人にはなくてはならない食物です。なぜ価格が維持できているのでしょうか。大量生産の卵、大量の雌鶏の維持には、自然に任せた育て方では、間に合いません。じゃ、何をしているかといえば、大量のホルモン剤、大量の抗生物質を投与しての結果がここにあります。この工程を踏んでの最終生産が価格の維持につながるわけです。妊娠の女性が、この辺の事情を解せず、肉にしろ、魚にしろ食べ続けたら、胎児に影響するのは、目に見えています。この辺のことをその医師は、25年前に指圧師の集まる講演会でしゃべっていました。世界の人口を賄う食料を今生産しているかというとやはり無理が出てきます。おそらく何億人の余剰人口の食物不足の実際が現実にあります。人減らしの簡単な方法は、戦争に尽きると考える人がいてもおかしくありません。姥捨て山が出現しても、何らおかしくない未来が来るかもしれません。健康によかろうが、悪かろうが、ものを食べることは、人間が生きていくうえで、最低限の宿命といえます。

だから,魚、動物すなわち人間様の食べ物の出荷の大半は養殖場からが常識になりました。果ては、小麦まで今ではグルテンフリーが注目を浴びています。遺伝子組み換えの大豆などは、当たり前の世の中になりました。こんなことが体に悪いということは、お医者さんは誰でも知っているのです。世の中の仕組みが、こうなった以上、こんなことは、常識なのです。アレルギー、癌の急増、難病、すべて人間様が、作った病気なのです。約30年前になかったものは何ですか。目まぐるしい進化を遂げた携帯電話、コンピューターの害は、確かに存在しなかったのでありません。電磁波の体に対する悪影響も然りです。

それじゃ―なにが現代人の救世主になるのでしょうか。ゴキブリのようにたくましくなることです。そして食べないことの良さを知ることです。今テレビの番組は、おいしい食べ物の番組ラッシュです。食べろ食べろ、そして太って、栄養過多になり腐って、病気になれ、そうなると今度は西洋医療の出番です。医者は、高い器具を駆使して、検査をして、オペをしたり、薬を処方して、さらに病人を増やします。

たくましいゴキブリ君になれとは、自分の体を信じることです。そして何しろ食べない。㏠一食でが不可能なら、夜8時以降は、水だけ、一切体に何も入れない。電子レンジは、さようなら。携帯電話、コンピューターは寝室に入れない。これぐらいは、やってほしいもんですね。人を治す私たちは、これぐらいの意識をもって仕事に望めば、患者さんも納得してくれるかもしれません。プロとは、こんなものかもしれません。