2014年8月16日
by 小野田
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出来るやつほど

マドリッドに居を構え30年、指圧の治療所とアカデミーを何とかやってしのいでいます。凌ぐという言葉は、綱渡りのようにバランス棒を持ってバランスを取ながら一歩一歩前に進んでいるということで、何かあれば、例えば事故にあうとか、病気になるとか、運が悪いと真っ逆さまに落ちて再起不能が待っているということです。ただこの私の環境の強いところは、ゼロからスタート(何もない所から始めた)したので、例えゼロになっても、プラスマイナスゼロ。この辺に落ち着くというさっぱり感(開き直り)がありますので、人様が考えるほど、自分の最悪の事態を怖がっていないということです。 続きを読む →

2014年8月10日
by 小野田
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夏 マドリッド

昨年の9月に友達の一言で始まったブログも9月で壱年(いちねん)になります。週壱(しゅういち)の割合で今迄書いてきましたが、苦痛が伴なわないので、このペースで前に進めるかなーと思っています。
 スペインの景気のほうも、どうやら上向きの方向にあると政府も言っているので、信じて舵を前に進めるしかありません。ただ太陽は、海岸は、スペインの専売特許ですので、よっぽどのことがない限り、破産宣告を出すまでは至ってないのが現状です。

 ただカナリア諸島、マジョルカ島、イビサ島などの有名地は依然としてイギリス人やドイツ人の年金受給者や、北欧の若者達がチャーター便でどんどん来てますので、金は落ちてるんだと思います。ただセットが、どんどん安くなり価格競争が旅行界の常識になりましたので、質はもちろん落ち目の三度笠で、その上みんな食事を、ホテルのバイキング形式のセット料金でセーブして取りますので、町の観光客相手のレストランなどは、昼夜、ガラガラの状態が大半と思われます。 続きを読む →

2014年8月2日
by 小野田
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零細企業とスペイン人 やってられないよ PARTⅠ

労働者には権利があります。何の権利か。それは休む権利があるのです。一年間の有給休暇が30日あります。産後の休暇、出産前の休暇、育児休暇、ちょっと調子が悪いというので医者に行くと一週間の休養、なんて簡単に証明書をだしてくれます。これだけ労働者を優遇する国は、スペインだけかもしれません。フランコの独裁が続いたスペインは、独裁が終わり、民主化に世の中が移行した時期に、自由の意味をはき違えて、権利だけを主張して義務を忘れた法案を社会主義のおじさん、おばさんがヒステリックに当たり前田のクラッカー(古すぎる)とバンバン成立させちゃったのでした。 続きを読む →

2014年7月30日
by 小野田
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サルサと指圧の微妙な関係

20年ほど趣味でダンスを習っています。社交ダンスを初めて、ごちゃごちゃいろんなダンスをかじってたどり着いたのはサルサとバチャタでした。どちらもラテンのダンスなんですが、何やかやでこの二つに絞って15年ぐらいやっています。週一回のレッスンを2クラス位とって、せっせと通うわけです。週末はdiscotecaに行ってバンバン踊った時代もありましたが、スペインのサロンは大体12時オープンですので3時間踊っても、もう真夜中の2時です。帰宅してグッスリが3時として朝の8時まで寝て5時間の睡眠、ちょっと前までは5時間の睡眠でばっちりOKだったのが、今はたまに夜更かしすると一日中ぐったりで、たまにしかいかなくなりました。今はレッスンだけに顔を出してメンテナンスしている状況が続いています。 続きを読む →

2014年7月20日
by 小野田
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郷ひろみを肴にふと考えたこと

郷ひろみが来年還暦を迎えるんだそうです。60から花を咲かせるんだそうです。そのために体を鍛えて、ボイストレーニングをしてETC,プロの意気込みを見せていました。NHKの団塊の年代をターゲットにした番組です。定年を迎えた後にどう人生の第4コーナーを生き抜くかというテーマを毎回、色々な角度から取材して視聴者の考えを導き出すというものですが、この番組を観て一人うなずくおじさんは、やはり爺の分類にわけられる一人だと、改めて実感させられる番組なのです。
 司会者が郷ひろみの生真面目さに敬意を表していました。まーどこの世界でも、一見派手な世界ほど、そしてしぶとく生き抜いているプロほど、実はまじめなのです。まじめでなければ続きません。

うちのクリニックに定期的に指圧を受けにくるベテランの舞台俳優が何人かいますが、実に飽きもせずにと言いたいほど指圧を受け続けています。みんな20年ほど仕事の合間をぬって来て頂いております。体が資本の俳優です。体の手入れは常識なんでしょうが、テレビなどのワイドショーにインタビューに応じる姿は、飲む,打つ、買うの超プレイボーイを演じていますが、役者の裏の顔は、まじめそしてシャイの人が多いのかなーと少ない体験ですが、そんなことを感じ取っています。 続きを読む →

2014年7月15日
by 小野田
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引き際の妙

FIFAのサッカーワールドカップもスペインが早々に一次リーグで大敗したので、ドイツとアルゼンチンの決勝戦のあった7月の13日の日曜までスペイン、マドリッドは静かな静かな町でした。レアルマドリッドの本拠地であるマドリッドの北に位置するサンチアゴ ベルナベウースタジアムの正面の駐車場に仮設された巨大なスクリーンも、韓国現代社の5台にも及ぶ展示車もお寒い限りでした。
 絆の波もお祭りも勝ってなんぼの世界のプロ集団、負ければさっさと引き上げて明日に備えるこんな感じでしたね。前回優勝のスペインです、国民は期待しますよね。しかし前回のメンバーとほとんど変わらずのメンバーで戦いに臨んだスペインです。他の国と勢いが違いましたね。プロにとっての4年の日々は老いとの戦いなんだとつくずく実感しました。特に世界一のキーパーと言われたカシルダもぶざまそのものでしたね。レアルの前回の監督に干されて、その監督が指導方針で上層部と衝突して辞めたわけですが、カシルダの使い方も問題になったようでカシルダ派の上層部との衝突も監督辞任の訳とも言われていた事もあり前回の監督の非情が正しかったことが証明されたわけです。オールスペインのボスケ監督も温情主義の長らしく旧メンバーと心中したわけです。 続きを読む →

2014年7月7日
by 小野田
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ドサ周り アドレス スアレス バラハス マドリッド飛行場 編 

ここんとこ、7月いっぱい毎週地方回りです。指圧地方巡業です。金曜日の午前まで患者を診て、午後からGOです。帰宅が日曜の午後と言うことで、なかなかこのブログの書き込みが難しく気になっていたのですが、7月になると患者さんもバケーションでぽつん、ぽつん、時間ができてやっと今書き込みをしています。
 先週の土曜、日曜の2日間、グラナダの学校に修了書の授与に行ってきました。グラナダの観光名所と言えば、もちろんアルハンブラ宮殿です。アルハンブラは6年前見たきりですね。
 朝一番の飛行機でマドリッドから駆け付けます。8時30分発の飛行機ですので、慣れているとはいえ、少なくても一時間前には、飛行場に到着したいとのことで、6時40分に家を出てメトロにのって25分後には飛行場到着です。マドリッド市内に住居を構えていれば、タクシーでどんなにかかっても30分もあれば到着します。
 成田空港の不便さは、異常だと言うことが、ヨーロッパの各都市の出張の時、肌身で実感します。ちなみにマドリッドの空港からマドリッド市内はM30という環状線道路内であれば30ユーロの統一料金です。昔は雲助タクシーがたくさんいて外人とわかるとわざと遠回りして2倍の料金を分捕るなんてことがありましたが、統一料金になり悪ができなくなりました。
 搭乗手続き、そしてチェックポイントを通り抜けやっとやれやれと言うことで、今は飛行機より、日本でいう新幹線(AVE)が大都市をつなげていますので、AVE を 利用するお客さんが増えてるみたいです。
 このチェックポイント、昔は、国家警察のがっちりしたポリスがビシビシやっていたのですが、今は民間のガードマン会社の訓練されていない、南米のブクブクおばさん、なんでここにいるのと言った定年一歩手前のおっさんが、何も知らないくせに、えばって 通れ、次、なんて言っている姿を見ると、国の玄関である飛行場になんであんなみすぼらしい、おっさん、おばさんが働いているのかが不思議です。しかし訓練されていなくても頭数さえあえば、お金は警備会社に入る訳ですから、そこらのおっさんを集めますよね。
 ここら辺の仕組みに、親せき、友達そして 癒着、汚職といった構造が見え隠れしています。ここの政治家の横領、職権乱用は、日本のひではありません。王室のスキャンダル、バルセロナの元市長のアンドラの銀行への入金。やばいことが見つからなければ、それでよし、見つかれば運がなかったこの程度の認識でバンバンやっています。ここまで読みができれば、あなたは、スペインを理解していますね、とスペイン人に言われるわけです。アメリカ、オランダ、ベルギー、ドイツの飛行場は、兵隊、警察官が入り乱れて確かに緊張感がありますね。そうかそれでなくても飛行機乗るのが怖いのに、その上びしっとした係官じゃ緊張しちゃうので、ブクブクのおっさん、おばさんの登場で緊張をほぐしているのかー。スペインはそこまで考えているのかー。なんて冗談にも考えずに、現実に戻り、さー出陣いくぞーグラナダ。

2014年6月21日
by 小野田
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妙に世界がゴソゴソと。

 中国と韓国そして日本が、どうもうまくいってないと盛んにJSTV(日本の放送が見られるチャンネル)の報道番組でアナンサーががなり立てています。大人げない話題で騒いでいます。まるでやくざのしま争いです。果ては、慰安婦問題、やったのやらないの低次元問題の話題で、盛んにがなり立てています。
 昔のことをいうのでしたら、植民地から散々生き血を吸ってぶくぶく一時代を築いたのはどこの国ですか。ユダヤ人迫害、虐殺はどこの国でしたっけ。スピルバーグが制作した奴隷を題材にした映画を一週間で打ち切ったのはどこの国でしたっけ。原爆を投下して人体実験をした国はどこの国でしたっけ。不可侵条約を終戦後いとも簡単に破り何十万人もの日本人を過酷な労働をさせて殺した国はどこの国でしたっけ。どこの国でも、また誰だって叩けば埃(誇りではない)が出るのです。反省をして頭を下げて、償って過去の過ちを絶対に繰り返さない。これが至極常識なことです。この常識を守るというのでしたらもう許してやりなさい。過去は帰らないのだから。
 しかし過去の古傷に塩を塗り込むような行いを繰り返して行なうと度が過ぎることがあります。度が過ぎると不快になります。そして憎しみに変わります。そしていい加減にしないと世間様が言い出します。この辺のつばぜり合いが外交なんでしょうね。この辺のしのぎをニュースが報道して、何もわからない私なんかは、あの名作映画深作監督、仁義なき戦いに置き換えて成田三樹夫がソ連で、金子信夫が韓国で、西村晃が中国で、小林あきらがアメリカ、日本はじゃけんのうのおじさん、なんて夢想して硬くなった頭に理解させています。まったくやくざのしのぎです。まったく低次元のレベルでことが進行しています。 続きを読む →

2014年6月19日
by 小野田
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スペイン敗退とおじさん道の関係

新聞が、無敵艦隊撃沈、落日のスペインなどとワールドカップのスペインの不甲斐なさをメチャ書き立てています。一次予選突破を常としていたスペインがまさかのオランダ、チリと敗退してワールドカップにおさらばです。スペインは調子に乗ると倍々の力を発揮しますが、落ち目になると転び落ちる速度はもう半端じゃありません。ついに落ちてしまいました。あのオランダの迫力、まるでお前らはあっちといった感じで、申し分ないKOでした。チリ戦でもスペインチームを500年の月日を積み重ねた怨念を吐き捨てるようにチリのアパッチ軍団はやってくれました。
これは登りつめた者の宿命で、いつかは頂上から滑り落ちるのですから、これはいたしかたないことなのです。トップに立ったものの宿命と言えばかっこよく聞こえますが、4年前の同じメンバーがそろい踏みしました。そして年に何回かの冠大会で、そこそこの成績を残して金はあるあるの軍団です。そんな緊張感のない選手たちの集団が若さに溢れるこれからの選手たちを集めた勢いのあるチームに負けるのが当たり前田のクラッカー(寂しいほどのおじさんギャグ)なのです。 続きを読む →

2014年6月13日
by 小野田
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ワールドカップ

今日から、大半のスペイン人は仕事もそっちのけでサッカーのワールドカップに全神経を集中するんでしょうね。これだけのエネルギーを仕事に捧げたら、スペインも変わるんでしょうがだめですね。私は、サッカーが嫌いとか好きとかの問題ではなく興味がないのです。特にぶつかってもいないのに大の男が、わざとらしく転んでイタイイタイと大声で叫び、審判が相手にしないと急に治っちゃって走り出す、あの根性が大嫌いなのです。テレビがスローモーションを映し出します。あの程度のぶつかりでプロの鍛えた体が悲鳴をあげてころげ回るのをアナウンサーもフォローして、もうさもしいの一言です。
 また刺青のサッカー選手のアンちゃんが、ヒーローになってそれを真似して私も刺青、こんなのが実に多い。その点ベースボールは、ユニフォームで隠れちゃうのか刺青の選手が活躍しているのはみたことないですね。ちなみに私は隠れ巨人ファン。 続きを読む →