2023年3月9日
by 小野田
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未来の私たちの身体

我々人類の未来の身体は、どのようになっているでしょうか。 近年、電子機器の使用は我々の日々の手段として当たり前のものとなっています。 米国のある電気通信会社は Mindyという名前の3Dモデルを開発しました。 この Mindyという3Dモデルは人類が携帯電話、パソコン、その他あらゆるテクノロジーデバイスの現状の使用傾向を継続していった場合に起こりうる人体の解剖学的変化を投影したものです。

しかし我々がテクノロジーの恩恵にあずかる習慣を続けた場合、本当に、このモデルが示すような変化を遂げるかどうか、そしてまた科学的に言ってどれほど正確にその変化を投影しているかは分かりません。 しかしながら、現在はっきりとしていることは、携帯電話やその他のデバイスの過度の使用による 姿勢の悪さ、そして不健康な習慣から来る身体の痛みや不調を抱える人が増えているということは確かなようです。

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例えば、首凝りや肩凝り(首や肩の張り、及び緊張)の増加は、一番顕著な例と言えそうです。 平均値として私たちの頭の重さは約5kgほどあります。 携帯電話を使用するために頭を肩の前方に傾ける角度は、通常45度から60度が一般的ですが、その角度によって、頭の重さは20kgにまで達します。

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もっとイメージしやすい例に例えると、4歳の子供を毎日数時間もの間、肩に背負っている(おんぶ)と同じ状態であると言えます。 その結果、首周辺に付着している筋肉の拘縮及び負荷が上昇して、頭痛、首の痛み、めまい、耳鳴りなど様々な症状を起こします。 また、解剖学的レベルでも、姿勢の悪さ、脊椎圧迫、椎間板ヘルニアなどの症状を誘発させます。そしてそのストレスが蓄積して症状を悪化させ終いには、お医者さんが、色々な病名を付けて、多種の薬の服用を義務付けられます。 それでは、具体的なからだの変化を観てみましょう。 この姿勢を続けることにより肩の内旋、および前傾が起こり、その結果背骨の後湾(猫背)を引き起こします。

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そして脊柱が異常な湾曲によるストレスを受けることにより特定の筋肉群の弱体化、胸部圧迫、および、すべての関連内部構造の変容さえも、伴います。 携帯電話を手で持つというごく自然な行為は肘を90度に曲げた状態を維持することであり、それはパソコンのキーボードを使う時と同じですが、 パソコンの場合と比べると、前腕や手首が何らかの物体に支えられていない点が異なります。

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3Dのモデルによると、携帯電話を無制限に使用するなどの状態が長く続けば、尺骨神経痛を引き起こしたり、酷い場合には肘後部の神経圧迫によって一部の手指が曲がったままの状態になる可能性も考えられます。

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各国のリサーチ会社の統計によると、我々は携帯電話を使用して、少なくても1日に50回から100回ほどの検索を繰り返しているとの報告があります。 携帯電話というのは、低電力無線周波数送信機であり、その普遍化と広範囲にわたる利用のおかげで、その便利さを我々は、最大限に感謝する一方で、我々の健康に及ぼす、さまざまな影響に対する研究も多数発表されています。 携帯電話の使用が短期、長期において中枢神経系に放射線を与える影響により、腫瘍(悪性癌)を形成する危険性を論文などで発表する医療関係者が各国にいます。 しかしながら現時点では、確実な関連を決定づける研究結果は得られていません。 世界保健機構からは携帯電話の使用制限について明確な規定を設けたり推奨することは今現在まで公式に発令されていません。 しかしながら、注意力、集中力、気分、睡眠、学校や仕事での成果、その他、さまざまな分野に対する携帯電話の影響を調べた研究は多数あり、実際にこれらの分野にマイナス(ネガティヴ)の影響を与えるであろうという大方の研究結果は出ています。 これらの機器の画面から発せられるブルーライトは、不眠を筆頭に、網膜、および水晶体細胞への悪影響により、様々な障害をもたらします。 その上、これらの画面の使用による子供の近視が現実に増えています。

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人間の身体の仕組みとして、昼間は、自律神経の交感神経が優位になり活発になります。その反対に夜間になると体を休ませてエネルギーを蓄えるために副交感優位になります。 所が、夜になってもデジタル機器を使い、ブルーライトを浴び続けてしまうと、脳が睡眠モードになりにくくなり、睡眠のサイクルが乱れてしまいます。

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その結果、自律神経の乱れにつながることから、体温や心拍、血圧、血糖値、ホルモンなどの生理機能にも影響が出て、糖尿病や高血圧、心筋梗塞などの生活習慣病のリスクが高まるとの研究論文が専門家から多数発表されています。 この現実を踏まえれば、米小児科学会が推奨しているように、2歳までの子供にはこれらの機器(携帯電話、パソコン)の使用を避けるようにすることが非常に重要であるはずです。 極端なことを言えば、この年齢層の子供には、画面というものを一切使用させないことを薦める研究者の意見が多数あるという真実もあります。 モデルMindyによると、テクノロジーの利用に関して現在の傾向が長期間続けば、時と共に人間の脳は縮小の危機にさらされるだろうともいいきっています。 とはいえ、ここまで見て来たこの恐ろしい未来予想やテクノロジーの過度の利用からくる結末に対し、その利用制限を学ぶ以外に、とても有効で価値の高い手段があります。それは日本の伝統手技療法 指圧です。

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指圧とは、日本由来の手技で、健康の維持、増進を目的として、 身体全体のバランス調整に寄与し、さらに、姿勢を正し、筋肉や関節の柔軟性を増すなど、まさに第3の医学、予防医学そのものです。 心と体が(心身一如)バランスの良い状態を私たちは健康体といいます。心が病むと反射として、肉体のどこかに痛みや不快感として警告を発します。 また肉体的に無理(重度な負荷)、すなわちストレスがかかると心もやはり病みます。 この心身一如を常にバランスよい状態にコントロールするのが、指圧の役目です。 そして治療は、もちろんのこと、施術者は患者さんに対して、健康維持に役立つ簡単な生活習慣やメンタリティーを付けるための指導をします。この指導は、指圧療法の一番大事な仕事といえます。

例えば、

1,直立と座位における正しい姿勢。

2,ストレッチと筋肉リリース。

3,自己指圧や自己の身体についての認識。

4,身体運動の促進。

5,長時間に及ぶ仕事の場合にストレッチ休憩を設けることや、そのような休憩時間にできる軽い運動の推奨。

このようなことを日常生活の習慣とさせます。

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身体、精神、感情すべての健康を保つために、例えば、自然と触れ合うこと、バランスのとれた食事、食べすぎを避けることなども付け加えておきます。 運動、十分な休憩など、健康的な生活習慣を指導、促進することが不可欠です。 しかしながら、現代においてテクノロジーを利用せずに生きることは困難であることは、誰もがうなずきます。 そもそもそのことが仕事(生活)の一部であり、また個人的、社会的生活の一部になってしまったという真実が現実にあります。 この現実に直面して最も基本中の基本は、その使用時間を制限することであり、それができない場合は、常に姿勢を正すことの重要性を思い出すことかもしれません。 そして今を生きる我々の責任は子供たちの良い手本となり、体にストレスすなわち負担を残さないテクノロジーの利用や、健康と予防医学についての正しい知識を身に着けて未来の後進を正しく導くことを実践することかもしれません。 指圧は身体と感情両面の健康維持において理想的な手技であり、健康という概念をグローバルな視点からとらえ、学べるものであります。

また指圧には副作用がなく、すべての年齢の人に施すことができ、様々な病気、痛み、気分(精神)障害などに対し、症状を緩和する治療ができます。

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すなわち健康維持のために必要不可欠な自然治癒力を高める療法が、指圧です。

塾SHIATSUPRACTOR  本部道場

塾長 小野田茂

2023年2月25日
by 小野田
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シンプルイズベスト

お袋が逝ったのが、8月の27日だから、約半年が過ぎました。光陰矢の如しで、時がたつのが速いこと早いこと。その間に、スペインでの年金が、フルではなく半分働いているという事にして、月々雀の涙程度のお金を受給して、半分年金者の待遇でひっそり仕事をしています。ひっそりといっても、この商売、年を取ればとるほどに、後光が増すのか、結構の数の患者さんを消化しています。徳治郎先生は、晩年、腹部の治療を中心に施術していましたが、患者さんにとっては、徳治郎先生は、神ですので、触診していただけるだけで、大満足なのでした。暖かく,マシュマロのような指先は、まさに奇跡のゴッドハンドでした。

話は、自分の晩年に戻ります。この頃は、癌の手術の後の予後の経過をいい方向に向かわすために指圧を予防医学の一環として取り入れている患者さんが,ブームを仕掛けたわけではないのですが、結構な数で来院しています。

癌は相も変わらず、西洋医学の本場のヨーロッパで、どんどん増えているんだから、藁をもすがるの方程式よろしく、神頼みの実態を物語ってか、なんか、中国人か、韓国人かの判別もつかない、そんなのどうでもいいの人種が、ヨガや神秘な手かざしの指圧とかいった奇跡の手を持った、やばそうな東洋人に電話を掛けるのでした。

そりゃー、悪いとこ切って、張り合わせて、あとは、検査、検査で、患者の顔も見ないお医者さんという特権意識の塊の輩が、右往左往してるんだから、マーこれもしょうがないことなのでした。私の持論である、2割の超優秀な医者が、最先端の花形ドクターを演じて、あとの8割は、触診と勘を信じて、昔のコツコツ医を実践する、こんな感じの医療システムをつくればと思っているのですが、薬剤、最先端の器具を絡めた、商売が、入り込んでくるのが常識で、ウクライナの賄賂や汚い駆け引き同様、医学の世界は、濁りの世界なのです。偉そうぶっても、どこの世界でも上の奴ほど、金に転ぶ輩ばっかりですので、この辺は、確かに腐りきった世界が見え隠れしているのでした。

こんな時は、動物だったら何をしますか。じっと待つ、体の陰陽のバランスをとるわけです。ただただ、食わないで寝っ転がって、回復力を信じてじっと待つわけです。その程度の処置で、人間だっていいわけです。でも西洋医学は、商売として成り立たないので、やらない訳です。

ヨーロッパの人間は、結構その辺の限界をよく知っているから、バチカンのローマ法王あたりと手を組んで奇跡を信じさせているわけです。私などは、はっきり言ってこの商売スピリッツ系の仕事だと思っているので、患者に希望を持たせることをモットウに患者さんと向き合っています。偉そうぶっても人間の体の半分以上は、未知の世界なのです。病気は気の病、手当ては、手を当てる治療を意味するのです。

昔流行った、シンプルイズライフが、爺さんには、住みにくくなった、今の世の中の救世主になるような気がします。もう怒らないことです。どんなにコカ・コーラが毒飲料といっても、世の中コカコーラをドンドン売ってるじゃないですか。電磁波が体に悪いといっても規制なんかないじゃないですか。世の中、金がすべて時代になってしまったのです。成田さんがいくら正論はたいても、爺さんがはびこる日本は変わらないのです。

追記

ウクライナは昔ソ連連邦の一員です。ソ連の汚職、わいろを考えれば、ウクライナのそれも想像できますよね。

 

2023年2月13日
by 小野田
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思案橋ブルース。

時がたつのは、早いものでもう2月の半ばに入ろうとしています。なぜか日本は休日が多く、エンジョイ感が充満している感がします。武漢ウイルスも3年目にして薬局、医療機関、以外はマスクなしでokということで、スペイン人は、マスクを取り、居酒屋で談笑して、もう何もなかったような時間の過ごし方をしています。

これでいいんだとは思いますが、私のクリニックはもちろん、いまだに患者さんは、マスクの義務化をしています。習慣というか、今までうちのスタッフが奇跡的に罹患率ゼロを続けていますので、それに越したことがないという単純な理由もあるみたいです。ただ、常連のベテランの医者たちが、当クリニックには、随分と来ていますので、ぼそぼそと独り言をしゃべる、彼らの一言に常に耳を傾けています。イギリスが、EUから抜けた関係で、スペイン人の医者や看護婦が、戻ってきているんだろうけど、医者不足は、相変わらずみたいです。最もドバイやアラブに,出稼ぎに行く、医療関係者も多いみたいで、プラマイゼロなのかもしれません。

彼らが言うには、武漢ウイリスの後遺症で悩む患者が仰山いるという事をよく口に出します。この手の患者さんは、薬なんかでもちろん治るわけもなく、ますます西洋医学不信に陥るのでした。不眠症を筆頭に脱毛症、そして案外知られていないけど、案外多い症状は、今まで普通に食べることが出来た食べ物が、急に食べられなくなったという実例が、山ほどあるみたいです。

急にアレルギーになったという、からだの反応の変化が表す人が沢山いるみたいです。うちの娘は、不用心にも感染して、感染後に大豆アレルギィ―になりました。納豆、豆腐、この類でたんぱく質を体の栄養源としてと選りこんでいたのが、一切ダメになりました。こんな患者さんを食物は、違いますが、何人か、知っています。確かにうちのクリニックにも、疲れやすい、または、胃腸障害に陥ったという、俗に言われる半健康症候群の人は、仰山います。なんとなくの症状は、確かに西洋医学では、お手上げです。

またスペインには、誤解しているご老人が一杯います。マスクをとってもいいと厚生省が音頭を取っても、お年寄りのリスクは、あまり変わりません。お年寄りは、免疫力が若者よりもちろん少なく、武漢ウイリスの罹患中、回復力が、著しく弱いことは確かです。もういいですよは、若者に対していっているわけで、ご老人の重症になりやすい割合は、常に高いという事実です。体の免疫力の弱体で、ウイリスが、要因をもたらし、肺系、循環器系をやられて死亡するという確率が高くなっています。

この辺が解っていないご老人が沢山いて、厚生省の期待に沿ってお亡くなりになっています。各国の厚生省は、ご老人が少なくなれば、医療費ねん出負担が自動的に減ります。この辺をあえて言わないで、経済を優先するとか正論を言いつつ、実は、ご老人を、姥捨て山政策をしているわけです。敬老の日を定めながら、実は、ご老人をないがしろにするわけです。

なんといっても爺婆が、一番金を持っているのだから、ご老人がお亡くなりになれば、自動的にお金がタンス貯金から外に吐き出されます。循環が良くなるのだから、この期にどんどん感染して、まだまだお若いのにとか、世の損失は計り知れないとか、思ってもいないことを一瞬言ってみたりして世の中が回っているわけです。自然淘汰の法則なのでした。そんな訳もあって、今でも帰宅をすると嗽をしたり、手洗いを手がカサカサになりつつも実践しているわけです。

2023年この辺から落ち着くのでしょうが、やっとのことで耐え抜いたこの倒れがけた柱を、どうもとにもどすか、いまだに思案橋ブルースなのでした。

2023年1月25日
by 小野田
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癌になる条件

新春早々癌にならないためのちょっとした私訓の御披露目で2023年の幕開けとします。

予防医学の実践

癌になる条件

二十年前まで、四人に一人が,癌になる確率と厚生省が、発表していました。所がつい最近になり二人に一人の割合で癌になると、ごくごく普通に警告を流しています。

普通の世の中であれば、この確率はなんだ、何だと国民が騒ぐであろう出来事なのですが、国民は、そうなんだ!、あり得るねーとうなずいてしまうのでした。

このこと事態、冷静に考えれば医学の完全なる敗北であり、彼らは、頭を垂れなければなりません。しかし誰もが、このストレス社会、癌になること自体で驚いてはいられない世の中になったことを、なんとなく心の中で肯定しているのでした。

西洋医学が、新しい新薬を開発しても、何千万円の高価な機械を病院が取り入れても、どんどん癌は増える傾向にあるのでした。

こんな時、我に返りどんなにテクノロジィーが進歩しても、どんなに便利な世の中になっても、人間の身体は、コンピューターやスマートフォンのように進歩していないんじゃないかとふと気づくのでした。

昔に比べると確かに平均寿命は、延びましたが、飛躍的に寿命が、100年、200年延びたわけではありません。

80,90年生きればマー寿命を全うしたんじゃないかと妙に納得顔になったりして、最後は、肺を筆頭とした、循環機能を患い、はいさようならなのでした。納得の人生といってもこの程度が限度です。

それならば、癌といわれる厄介者を筆頭に、人間の身体は、まだまだ原始的本能の働きが大部分を占めるんだとふと気が付けば、ちょっとした悪習慣を引き占めて、生きるための気のバランスを整え、平常心をもって、日常生活を生き抜けば、結構な割合で、厄介者を私たちの体から、排除できるんじゃないかと思った次第です。

 昔から言われている頭寒足熱や長息は長生きに通じるといった単純明快、第3の医学、すなわち予防医学の実践です。

たった一度の人生、人生を生き抜くたった一つの条件は健康です。

職業柄もちろん予防医学として週に一度の指圧を、お勧めするのは、もちろんのことですが、治療を手当てというように、また病気は気の病といわれるように昔から言われ続けてきた健康実践哲学が、東洋医学にはありますが、この項目を日々の習慣として実践すればいいんじゃないかと確信した次第です。

癌になる体の条件は、何でしょうか。

第一番目に低酸素があげられます。使い古しの常套句に長生きは,長息に通じるという熟語がありますがまさに元気のない人の、か細い息使いを想像してください。

健康体は、確かに臍下三寸の丹田からの腹式呼吸です。

第二番目に低体温があげられます。

免疫細胞が正常に働ける体温は36.5 そこから体温が1上がると最大5倍~6倍も免疫力が上がり、逆に1下がると免疫力が30%下がるといわれています。

病気になったときに発熱するのは、体が体温を上昇させることで免疫細胞を活性化させ、病気と戦う力を上げようとしているからです。

昔から健康の身体イコール、頭寒足熱(上虚下実)といわれています。低酸素と低体温が体にとって免疫力を低下させることですので、腹式呼吸と体を冷やさないという極々、日常生活での基本の実践が健康体すなわち癌を発症させるリスクを低くすることにつながるわけです。

 

結論として低酸素、低体温になりがちな日常生活を見直し、改善すことが、癌に対する予防医学の基本になります。

癌になる確率を押さえるという意味は、体の精神と肉体のバランスをいつも正常に保つということです。それでは、箇条書きにして日常健康訓を書き連ねておきます。

 

1、  不安感やストレスを日常生活から排除する。

2,欲張りすぎの生き方を変える。

3,息抜きのすなわちリラックスの方法を見つける。

4,身体を冷やさない工夫

5,暴飲暴食をやめて体に優しい食事をする

6,有酸素運動を生活に取り入れる

7,笑いや感謝の気持ちを大事にする。

8,生きがいや一生の楽しみ、目標を見つける。

以上8項目を挙げてみました。

もちろん週一回の指圧は、勿論のことですが。

 

塾指圧プラクター 塾長 小野田茂

それでは、2023年の幕開けです。しぶとく生きるために日々一魂の健康法を実践しましょう。それでもお迎えが来たら、素直にあの世に逝けば良し。正念場の2023年、牛のよだれの如し、まだまだ死ねない。ジャンジャン。

 

 

 

2022年12月31日
by 小野田
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予感そして2023

今日は、12月31日ということで、何をやっているかというと、あい変わらず、いつもの時間に治療所にいるのでした。もちろん患者さんがいるわけでもないのに、かといって電話を待っているわけでもないのに治療所にいるのでした。スタッフは、もちろん今日は大みそかということで、家でのんびりしていることでしょう。私はというとこの一年の総決算ということで、一点を見つめて試考しているわけでもなく、なんとなく、わさわさの気分で、時間を経過させているのでした。

3年目に突入したコビの日々を過ごし、やっとマスクの使用なしで、来年は行けるのだろうかと半分ハッピィーな気分で、2022年最後の日を迎えようとしていました。しかし現実はどうでしょうか。

中国のコビの規制緩和と同時に中国の国民が、中国国内そして世界に、移動をし始めました。金を落としてくれる中国人は、内心嫌がられても、金を使ってくれるお客さんとしては、上等な部類の人達なので、カムカムエブリバヂィーなのでした。

スペインだってどこの国だって、田舎者と内心思っても、お金を持ってきて,どんどん消費してくれれば、そりゃー万々歳なのでした。

ここの一社しかない独占企業のデパート(コルトイングレス)なんか、スペイン生まれの大学出の中国人を雇って手ぐすね引いて待っているわけなのでした。ところがどっこい、中国発イタリア行きの飛行機がイタリアに到着、いよいよ旅の始まり早々、PCRをしたら乗っている乗客の半分以上が、コビの陽性反応と出たとのニュースが、全世界に流れました。いくらbusiness優先が方針のECの国々でもここまでひどかったら、窓際対策強化は常識だと思われますので、またまたつまずいちゃうわけなのでした。

風邪をひいても、死ぬ時は死にます。ちょっとぐらい、いいんじゃないの軽い気持ちは、若者ならば、いいんでしょうが、既往歴があったり、抵抗力の失ったお年寄りは、やはり脅威な訳です。この辺が、欧米の隠された保健政策な訳です。何のことはない、口にこそ出しませんが、世界の保健機構は、爺さんばあさんが死んでも、または、後遺症で苦しんで、そしてお亡くなりになっても、これは順番ですからと、成田教授じゃないけど、ご老人の集団自決、すなわち死ぬ確率のアップを狙っているのでした。体のいい姥捨て山政策なのです。

この辺を既往歴のある人及びご年配の人は、気を付けなければなりません。健康な、そして生命力のある人間は、コビなんかこわくはありません。しかしやっと年金で生活できるぞと張り切っている年代の人達は、厄の年代に入っていますので、気を付けなければなりません。例え完治しても、後遺症が必ず残るということが、このコビの特徴の一つです。。この辺は、いまだに統計として出ていませんが、指圧の業界には、西洋医学が不得意な部門の半健康症候群の人達がターゲットで、ごみ溜めの掃除が私たちの仕事ですので、実際に肌で感じています。メンテナンスは、各自の仕事という現実があるわけです。現実といえば、すぐそばで、ソ連とウクライナが、ドンパチやっているというまことに持って人間の愚かさが、21世紀になってもかと、妙に無力感を感じる年でもありました。

こんなことが、いまだに継続して起こる世界を私たちは、生きているわけです。こんな日々の連続は、人間を間違いなく鬱に導きます。

また中国がなぜあそこまでゼロコビ対策を実践したのかは、彼ら自身がこのコビの世界に及ぼす影響を、または本当の脅威を知っているからだろうとも察します。この不安定な世界的状況は、来年も続くというのが、私の本能から出てくる結論です。

来年も飛び出さずに地道作戦が正解というやや消極的な来年予想で、今年を振り返り感じてみました。皆様は、どう未来を感じましたか。感謝感謝の徳を積む。どれだけ徳を積んだかは、わかりませんが。今年もどうやら生かさしていただいたことに感謝して。12粒のブドウを食べる儀式まで、我慢しておきていよう。そしてjstvの紅白歌合戦をみて、永平寺の鐘の音を聞いて。今年もどうもありがとうございました。

2022年12月26日
by 小野田
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平々凡々

先週、4回目のコロナの予防接種も済ませて、またつい先日インフルエンザの予防接種も近くの保健所で、済ませました。60歳以上が、優先的にスマートフォンに、いつでもOKですよと連絡が来るのでした。これはあくまで、強制ではなく、打ちたい人は、打ってください。一様連絡はしましたよーの通達なのでした。

後で、ごたごった言っても私たちの仕事はしましたよの,おかみからのお達しなのでした。後は国民の判断で、私は受けます。私はパス。御自由にと選択の自由が民主主義の基本なのでした。こちらでは、この程度の仕事を厚生省の下の下の公務員が、やれば十分なのでした。

こちらでの公共機関は、例えば、地下鉄や電車の案内などもほとんどなく、日本に比べると、月とすっぽんなのでした。日本の神対応といわれる、超過剰親切、悪く言うと餓鬼のレベルに物申す、これでもか、これでもかのちょっと異常な行為じゃないかとたまに思うことがありまが、これも進駐軍アメリカさんの日本人骨抜き作戦の見えない、気が付かない、効果なのかもしれません。

どこの国でも公務員は、50歩100歩で、仕事をやらないことは、当たり前田のクラッカーなんですが、何しろ責任は取りたくない、人のせいにして自分だけ生き延びたい輩が、多いのは、世界共通当然チンなのでした。

自分の意見言わないんだよが、私が感じる公務員の第一印象なのでした。石原慎太郎が、定例記者会見で、記者に対して君の意見はどうなんだよ、君の意見を聞こうじゃないかと、正論を言っていたのをふと思い出しました。

この前も、日本から来ている学校の先生、ちょっと行事の反省を兼ねてメールでアドバイスをしたら、まったく自分の仕事の結果で飯を食っている私なんかが一番嫌がる発想をメールで、私は悪くないという含みを込めた上等な文で返事が来ました。

もし私たちのしたことに対してお気にいることがありませんでしたらお許しください。個人的に良いとか悪いとか言ってんじゃないのに、上等な作文で、返してきました。この文の裏意味は、何のことはない、私たちは、誠に持って正しい仕事をしましたが、私たちのやり方が、気にくわないのであれば、それは、価値観の違いでしょうがないことです、程度の返事なのだと私は、察しています。

昔は、骨のある駐在員や役人がいましたが、今は、へのツッパリにもならない輩が多いですね。3年無事に勤めて、スペイン滞在期間にダブルでもらう給料を家のローンのたしにしようなんて言う、うざい考えの自称エリートが多すぎますね。そんなやつに限って,来もしないのに、アー肩が凝った、一度お願いしますよと言うんです。自分の体に投資をする人は、何も言わずに黙々と通院してますよ。それにあんたなんか来なくても、うちは、いつも満員ですよ。言いたいけど、ここまで言うと嫌味になりますので、お願いしますとオーナーの余裕で、対応しますけれどもねー。サラリーマンは、自分の身体に投資しませんね。最もダメサラは特に。

私なんかの自営業は、病気になれば、干上がり、患者が来なければ一銭も得られない商売、その点の甘さが全く許されない世界で生きてきたので、砂糖の塊のような甘さが見える輩には、まったくもって不快感を覚えることは、昔よくありました。

しかし今は、そうでもないですね。次代が変わり価値観も変わったことをリタイヤ手前で、認識しました。特にコビの3年間をどうにか生き延びて、会社もつぶさずに、スタッフが全員コビに罹患せず、相も変わらず患者さんが、8割程度の維持ではありますが、成り立っていることをほっと感じる今、この辺で我が人生の突っ張りにもご苦労さんをいつ言おうかと感じる今日この頃なのでした。さらに神に近づいたのでした。

まだまだやれるうちに引き際を考えることは大事なことで、それでは皆様御機嫌ようの時期を考えている今日この頃なのでした。この商売、結構な年でも、いや結構な年だから、患者さんや弟子が確実に増えるのですが、スパッとやめることが、希望でもありますので、2023年は、その辺がはっきりする来年なのかもしれません。後悔はないけど未練は少々の自分の引き際、さて来年は、、、、、、、、、、。平々凡々の奥深い意味が、解りつつある今日この頃なのでした。

2022年12月24日
by 小野田
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スペインのチャイナタウン

私の治療所は、スペインに来てから今まで、同じ場所にあります。マドリッドの北に位置します。サッカーのクラブチームが本拠地にしているスタジアムが、どでんとある、その場所から数分の所に位置しています。昔は、アメリカの軍人さんが多く住んでいたそうで、コリアン地区といわれていたそうです。

軍人が住んでいたということは、当然怪しい場所も沢山あり、私が営業を始めた80年代には、そんな面影が至る所にありました。今は、パブやバーにリフォームされていますが、なんとなく面影は確かに残っています。比較的ミドルからハイのスペイン人や外人が住んでいました。そんなところをたまたま40年前に指圧という何が何だかわからない手技療法を始めたわけですので、どちらかというと日本に行ったことがあったり,公務で、日本に3年ほど滞在したりした、日本大好きのお宅的親日家が、治療院の患者さんでした。そんなことも影響してか最初のアプローチは、結構楽だったように思います。実際、スペイン人は、アジアの中で,MOTOのHONDA,KAWASAKI が好印象を与えているのか、日本好き好きお宅が結構います。そんなこともあってか外人が多く住んでいるゾーンに指圧治療所を構えることが、今考えると超正解だったように思います。

実際ある運勢を見るおばさんが、北に北に衣を構えなさいとの一言に、うっかり乗って今まですべて北、北の場所をあえて選択してきました。南に衣を構えていれば、こんなに長くいないで、とっくに日本に帰っていたかもしれません。

余談になりますが、今までの仕事の量で言えば、確かに人の3倍は、仕事をしました、これは確かな事実です。運もさることながら体が丈夫だったことは、両親に感謝しています。

私の住んでいるこの一角は、NUEVA ESPAÑA (新しいスペイン)と2000年ぐらいから呼ばれるようになり、なかなかの賑わいをキープしているゾーンです。確かに外から見るとそうなんですけど、私などは、40年近く同じ場所に住んでいますので、このゾーンの目に見えないところが良く見えることはこれまた確かですが。

このNUEVA  ESPAÑAと名称がついた場所は、超近くにメトロの駅あり、バスも頻繁に通り、スーパーマーケットも高級層、庶民層,計7つあります。また5つ星のホテルが2つ、有名なレストランが、軒並み、こんな感じの地区ですので、家賃もそこそこの値段を有しています。

普通の勤め人の月給の平均が、1200ユーロ(17万円)前後ですので、家賃が、一人部屋で、1000ユーロ(14万円)前後が普通ですので、自然と給料2000ユーロから3000ユーロの人じゃないとこの地区には住めないということです。

2000年の初めまで、この地区が、不動産の好条件の一つに挙げられていた条件の一つに中国人経営の店がなかったことです。不動産のハイレベルの物件は、その一角に中国人がいないことなのです。中国人が入り込むとうことは、不動産としていい場所だという証です。しかし中国人の経営のコンビニ、レストラン、洋服屋、爪の手入れの店などが、できるとそれだけで、不動産の価値が下がります。

スペイン人は、恐れ多くも白人です。アジア人を平等に見ているように一見ふりをしますが、所詮それは表の顔です。特に中国人の無道徳、店の玄関先の汚さ、融合性の無さ等を嫌います。中国人が、この地区に店を開いたのが、2000年の初め、それから何件の中国系の店ができたことでしょう。巷の声は、あいつらが来ると不動産の価値が下がる、これはまぎれもない事実です。

10年後20年後先を見れば、価値は確かに下がるのです。ただ初めは、中国人の店員が目立ちますが、歳を重ねるたびに中国人の店員がいなくなり、外人か、スペイン人が大方を占めて、オーナーは、中国人だけれどもう出てこない、といった構図に大方が進むのでした。

ここからちょっと離れた地区の話なんですが、始め一つの中国店が店を構えました。それから20年もたっていないのにこの通りは、完全にチャイナ通リになりました。チャイナ通りができれば今度は、チャイナタウンです。実際USELAという地下鉄名がある南の場所は、正式にチャイナタウンを作り、お客や、旅行者を呼び込もうと正式にチャイナタウン宣言をしました。この辺は、お金と行政が絡んで、できるプロジェクトですので、もう中国が、スペインに容赦なく入り込んでいる証です。

おそらくスペインだけじゃなくヨーロッパの国々も浸食されていることが予想できます。日本の沖縄よ、北海道よ、いつの間にか中国マジックにGIVE UPされたりして。目に見えない恐ろしさ、この辺はスペイン、日本より何故か超寛大なのでした。

2022年11月27日
by 小野田
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2023年は、晴耕雨読

昨日、武漢ウイルスの予防接種をマドリッドの郊外にあるとてつもなくでかい病院(ZENDAL 病院)に予約を取って、はせ参じました。場所はマドリッドの郊外に位置して、レアルマドリッドというクラブサッカーチームの練習場がある所です。はじめは、ここにスタジアムを建築して、そのまわりに高級マンションをドンドンおったてて、富裕層の投資家においしい汁をすすらせようと計画を立てましたが、そうは問屋が卸さないといった感じで、もたもたと利権が浮いたり沈んだりしている場所なのでした。

要は、レアルマドリッドの大将の建築会社社長のペレスさんが、レアルマドリッドを絡めて一つの街を作るというとてつもない計画を立てたのですが、スタジアムは、やはり元のマドリッドの北側の住宅、及び事務所がある所のほうが、お客を呼び込みやすいという単純な商いのおきてに従い、スパッと計画を断念したのでした。スタジアムの補修工事が始まったのですが、さすがレアルマドリッドの利権は、莫大らしく、交通渋滞なんのそのスタジアムの補修工事は、住民の迷惑などお構いなしで、マドリッド州の知事も知らんぷりの突貫工事最中なのでした。

しかしこのマドリッド郊外の計画地は、10年20年単位で投資をしている金持ちがいるわけで、やはりここは、魅力のある場所で、十分投資の対象になる場所なのでした。しかしながら我々貧乏人は、現金がすぐに動かせません。そしていつも一歩遅れて動くので、どうしても、金持ちの仲間には、入れないのでした。

ここの金持ちは、外に出てきません。しかし富裕層は、確かに存在するのでした。娘が学生の頃、無理して、いい学校に行かせたら、クラスメイトの、お父さんが実は、マフィアのボスだったり、またクラスメートのおばさんが 300㎞も離れた別荘に自分の領地だけを使用して行けたりとか、マーとてつもないスケールの人達が確かに、この世界にはいるということを知らされたものでした。

日本でも、終戦後、進駐軍が、平等にということで、田畑を貧乏人に分け与えましたが、今でも旧何々の別荘といった、でかい庭園が、カレンダーの写真で使われたり、結構不平等な世界が日本にもあったのでした。スペインは、まだ貴族社会が存在するので、大部分は、落ちぶれていますが、まだまだそんな世界がある国スペインなのでした。

ちょっと横道にそれましたが、予防接種の予約を取って時間通りに行った1年前と比べると、病院の外に人が、溢れて、タクシーも仰山の光景が今回は、なんと広い会場に私だけの貸しきり状態なのでした。2年前、マドリッドの保健課の鳴り物入りで登場して、極光を浴びた、この場所が、左系の議員さんが、喜ぶ光景になってしまいました。

こりゃ確かに赤字の垂れ流しなのですが、あの時は、確かに沢山の人が死んで、アイススケート場を仮の死体安置場にした事実があるのですから、何とも言えません。クリスマスと連休が、近づいているスペインも、ご多分に漏れず、老人ホームの集団コビ感染が、ぼちぼちニュースに載るようになりました。病院の集団感染も知り合いの医者から聞く機会が何回かありました。

いつまでたっても、しっくりいかない、コビの状況です。来年の1月、2月、インフルエンザと武漢ウイリスのドッキングで、またまた驚異のハリケーンが来るかもしれません。当分は、マスクとうがいは、いつものように実行した方がいいのかもしれません。

電気代、食料品の高騰、コビそしてインフルエンザ、そしてウクライナでのプーチンの嵐、誠に不安だらけの師走のマドリッドなのでした。確かに元には、ぜっったい戻らないという確信を持ちつつ2023年を後一か月で迎えようとしています。

2023年、頭を低く様子見で、這いつくばって生きるか、それとも一か八かの運に賭けるか。そうですねー、これだけの不安状況であれば、這いつくばって生きるしかないでしょうね。

2022年11月21日
by 小野田
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小樽そして帰路仙台

札幌は、夕方到着して次の日は、小樽ということで、札幌のタワーを見てお終いでした。姉貴の娘さんが、札幌に旦那の仕事の関係で、いるということで、とりあえず来たわけですが、その夫婦が、休みを取ってくれて、車で、小樽に連れて行っていただきました。小樽といえば、鶴岡まさよしと東京ロマンチカのあのイントロの有名な小樽の人よが、頭に浮かぶのですが、冗談で、この辺のボケを言ったら、笑いにもならなかったので、時代なんだなーと一人ため息で終わってしまいました。小樽といっても運河と倉庫しか思い浮かばないおじさん何んで、その辺で手を打って、倉庫の並ぶ運河沿いを散歩したのでした。月曜日だったにもかかわらず、結構の人人で、なんとなくのかっこはつく、小樽でした。

その夜は、この倉庫群の真ん中あたりに位置するかなり広い小樽政寿司という結構有名なお寿司屋さんに入りました。平日にもかかわらず、40分待たされたわけですが、あとで聞くとこれはこれで、ラッキーなんだそうで、普通なら2時間待ちは、普通とのことでした。私は、待ってまで、食う代物か派なのですが、接待も物腰が低く魚の新鮮さが、半端じゃないとド素人の私でさえも思った次第で、合格点のすし屋さんなのでした。

その日の泊りは、宏楽園(小樽朝里川温泉)という観想な、純旅館を従妹夫婦が予約してくれました。誠に静かな広い日本庭園のある旅館で、大満足の一日でした。温泉は、いいよなーの連発で大満足なのでした。ただ、今日本は、焼き肉の再ブームなのか至る所に焼き肉屋があり和牛和牛と騒いでいますが、大腸がん、特に前立腺がんが急増して、今更ながら食事の西洋化が、問題になっています。4人に一人の癌が、今では、2人に一人の割合に上昇しても、もうだれも驚かない世界になったことに少々戸惑いを感じるのは、私だけでしょうか。確かに焼き肉は、おいしいよなーの一言で、10年後の健康なんて誰も考えないのが普通なのかもしれません。飽食の時代の反省なしに,とくにヨーロッパの冬に問題が出るであろう燃料問題に注意が注がれている背景には、これからの世界が、ハッピィーな時代からますます遠ざかる予感を、誰もが持つ時代に突入していることは、誰もがみんな感じているわけです。

朝早くおきて、小樽から札幌に移動、10時半の特急北斗で、新函館まで移動、そこから新幹線で、仙台に直行、夕方仙台に到着、仙台の駅前のホテルに一泊しました。仙台は、なんと30年ぶりということで、楽しみだったのですが、駅前の変わりようには、驚きました。開発開発の波乗りが長年続いたようで、東京の渋谷、新宿の駅前開発と何ら変わらず、まったく、魅力のない仙台になりました。各都市の代表駅前には、それなりの顔をがあるのですが、仙台は、まったく魅力なしの都市になった感じがしました。妙に牛タン牛タンの素朴さを置き忘れた感じがしました。函館はもう一度の感じがしましたが、仙台は、もういいやの妙に田舎地方都市の背伸び開発の後遺症が感じられました。

そして次の日の昼には、新幹線で、大宮まで2時間、誠に持って日本人の風情の無い、次々次の慌ただしい旅が終了したのでした。ゆっくりが出来ない人の新幹線御利用の旅が終了したのでした。

2022年11月16日
by 小野田
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函館は五稜郭なのだの巻

東北地方の旅は、なんとなく後回しという感じで、こんな年になってしまいました。地元が大宮なので、行こうと思えば、新幹線を使って金沢、東北、そして、北海道まで、じゃんじゃん行けるのに、今回初めて大宮駅から新幹線で、北海道に行くことになりました。北海道(札幌)まで、JR東北新幹線を使用して7時間41分の旅ということでした。片道料金が26630円例えば、大宮駅を6時57分のJR東北新幹線に乗ると10時53分新函館北斗駅着、11時05分発北斗9号に乗って札幌着14時38分という長旅になるのでした。暇な身なので、もちろんこの電車旅でいいのですが、普通の出張ならば、飛行機で、朝一番の札幌行き、最終の羽田行きで、泊まらないで、商談を済ませての日帰り旅だよと、誰かが言っていましたが、急ぐ旅でもないので、こんなもんでしょうと納得したのでした。

とりあえず函館で、一泊ということで駅前のホテルに泊まったのでした。夕方到着だったので、ホテルでゆっくりと思ったのですが、チェックインしてバスで、五稜郭まで、フラフラといったのでした。五稜郭といえば、土方歳三のイメージが飛んでくる私なのですが、何故か学生の頃、関東のテレビですと、朝日テレビチャンネル10なのですが、燃えよ剣という新選組の副長土方歳三の生き様をテーマにした、司馬遼太郎作の小説のテレビ化の番組が、好きで毎週かじりつきで観た思い出があるのでした。

主演は、栗塚旭という渋い俳優が、踏ん張っていました。この作品で、この俳優は、土方歳三の役で一躍有名人になった俳優です。沖田役も,島田順二という、今では、3枚目役が多い俳優が演じたりして、新選組のイメージがまだ世間様に届いていない時でした。どちらが、正義で、どちらが悪という価値観ではなく、一百姓での日野の剣術家が時代の流れに逆こうして、自分の信念をただすために、最後は,函館で戦死するという土方歳三が、妙に私は好きなのでした。榎本武揚の生き様と新選組の生き残り土方歳三の生き様の違いがはっきりしていてこの辺も実に面白いのでした。

今は、目が疲れ気味のためか、あまり本を読まなくなりましたが、あの頃は、読書青年だったのかなーと思います。池波正太郎、城山三郎、五木ひろしの青年は荒野をめざす等を読み漁っては、俺は、何がしたいんだと自問自答した、青二才の若造が、一人いたのでした。

北島三郎の歌に函館の歌があったように思いますが、その程度の知識なのでした。次の日の朝、ホテルの近くの朝市に出かけましたが,一見の旅人には、この程度のお愛想的な感じの客の接待で、それで、いいんじゃないと妙に納得したのでした。

函館、札幌、小樽ぐらいしか行かなかったのですが、電車の案内に中国語が流れていたので、ここはゆくゆくは、中国人に占領されて華僑さんが、どんどん増えて中華街誕生もまんざら嘘でもない現実が、あるのかなーと思いました。

それにしても北海道というと議員さんの鈴木宗男さんをイメージしちゃうのですが、ソ連の味方でおしゃべりして、ウクライナの戦争で、ソ連を見方をする意見をこんな状況でもするのかなーとふと思う私なのでした。

こんな感じで、到着日の夜何とか横丁で、お酒をやらないので、もっぱらホッケとにしんの焼き物でご飯をたらふく食ってさすがに魚はうまいと実感したのでした。こんな時は、お酒なんでしょうが、ある時からお酒を飲むと体全体がむづかゆくなる、一見して肝機能低下を呈する状態になるので、お酒はなしなのでした。結構函館好きでしたよ。

次の朝、北斗で札幌まで4時間の旅なのでした。この函館札幌間、弁当、飲み物全てなしの我慢の4時間でした。車内販売をすると、赤なのかなーとふと思ったのでした。