2013年10月30日
by 小野田
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教えのルール パート 2

中谷影宏(なかたにあきひろ)先生を好きな友達がいて、よく私に本やCDを送ってくれます。車の走行等の時間のある時にその先生のCDをうんうんなるほど,と一人うなずきよく聞きます。確かCDの題名が教えることに関してのレクチャーだったと思います。

聞き手が先生に、やる気のない人にやる気を起こさすセミナーを発案しました。すると中谷先生がそのセミナーは成り立ちません。なぜならばやる気のない人はやる気の無い世界にいる人でその人たちが、その世界を心地の良い世界と思っているのですから、その世界から抜け出しまったく違う世界に入り、180度方向転換した価値観を持ってやり直そうなんて思いません。またこのセミナーに入ってお金を払い講義を聞くという意味さえも解らないはずです。このセミナーに入って勉強したい人はやる気のある人が、もっとやる気を起こしたいという動機の人が入って勉強するセミナーです。と答えていました。

なるほどやる気のない人は、やる気のない世界があり、そこにいて満足している。人に迷惑をかけるわけでも無くそれはそれでOK。ほっとけばよしと言っているのです。価値感の問題を無視して無理して親切心と思い引っ張ってもしまいには迷惑がられるということです。教えの難しさがここにありますね。教える方はこの子のためと思っても、本人には逆にプレッシャーになり、最後は切れてプッツンということですね。

ある知り合いの外交官が、これは例えばの話と釘を刺してこんな話をしてくれました。 続きを読む →

2013年10月27日
by 小野田
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教えのルール パート1

先生の教え方一つで、伸びる、枯らしてしまう、芽を摘む。まあーいろいろなケースが出てきます。日本の体育会系の運動クラブの教え方は、ひところ、完全に芽を摘むやり方が大半でしたが少しは改善されたのでしょうか。一年は奴隷、二年は何々で代表される大学の運動部は、まだまだたくさんあるはずです。卒業するとこの関係が懐かしいのですが、そのシステムに合わずに放り出されて才能が開花せずに終わってしまう惜しい人が世の中には、掃いて捨てるほどいるはずです。この超暗い教えのルールは日本独自の物です。いじめです。伝統という飾り物に隠されたたちの悪いいじめです。

私には子供が二人いて、どこの親でも同じでしょうが、夢と希望を子供の未来に託すじゃないですか。長女は、どういうわけかクラッシックバレエの国の養成所の試験を受けさせたら受かっちゃたんです。この養成所は18歳まで続くプロ養成機関なんです。嫁さんが毎日小学校が終わるとバスに乗ってその養成所まで行くわけです。知り合った付添いのお母さんは、毎日60キロの道のりを車で来ていたりして、親子の絆と執念でやっている日本で言えばステージママなんです。毎年毎年、落とされて最後に残るのは数人らしいのですが、この養成所の試験にパスしただけでもスゲーカッキーなのです。その娘も2年ぐらい通ったのですが、もうやだで終わりました。芸事は好きだからできるもので、6,7歳の子供が親のエゴでやらせたものを好きになるわけがないですよね。夢破れでした。夢破れは娘ではなく親なのです。娘は解放された喜びでハッピーハッピーです。それからは、町内のサッカークラブに入り夢中になつて大学進学の歳までやってましたので娘としては最高の青春の一ページだったんでしょうね。

もう一人の息子は、サッカーが好きでレアルマドリッドのファンなのです。私の時代は野球、長嶋、王選手にあこがれる時代でしたから、中学から野球を始めてうんぬんなのです。その息子がレアルの子供のクラブに入りたいというので、その試験が年に何回かありますので、その試験を受けさせました。60人位の試験を受ける子供がいたと思います。その子供を何組かに分けて紅白試合をするのです。その試合を通して目立つそして才能のある子供を見つけるわけです。その紅白試合にうちの子供も参加しました。20分ぐらいの試合でうちの子供は一回もボールに触ることができませんでした。他の子供たちの素早いこと、サッカーを知っているんです。父、一徹、息子飛雄馬の大リーグ養成ギブスじゃないけどステージパパが子供に夢をがスペインには特にサッカーに関してはあるのです。18,19の餓鬼が数億稼ぐのがこの世界です。これは親が子供に賭けたギャンブルなのです。真剣さが違います。うちの子供はこの現実に触れて世の中のつらさをちょつぴり味わったわけであります。その息子もスキーをやったりテニスをやったりで、大学を終了しましたので、これもまた楽しい青春の一ページを持ったわけであります。 続きを読む →

2013年10月25日
by 小野田
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解剖学

手技療法のメッカ、アメリカではカイロプラクターはれっきとした医師です。医師という意味は、西洋医学を学んで医者となった人たちのカルキュラムを消化しているということです。すなわち診断もできますし、注射も薬の処方もOKということです。またスポーツドクターはスポーツ選手専門にケアーをしています。もちろんその中にはスポーツ選手のための手技療法家もたくさんのテクニックを使用して活躍の市場を広めております。その全ての手技療法家の基礎となっているのが解剖学です。

 筋肉の作用、起始。停止を頭に入れることは最低の常識です。その常識の上で経絡を学べば、拮抗筋の虚実がわかってきます。背側部と腹部の関係がわかってきます。へそから上部、へそから下部の関係も解ってきます。X(アスパ)の関係もわかってきます。バランスをとるという意味も分かってきます。そうすると全ての手技療法の目指す自然治癒力を高めるという単純な自然の法則が見えてきます。この法則を理解すると面白いように患者さんの症状が変化します。痛みがどのように現れて消えてゆくのかその過程が理解できます。

ほっといても治る状態のときは蹴っ飛ばしても何をしても治るのです。また症状が坂道を転げきっていない状態であればどんなに一流の先生であろうと治りません。治る時期を見極めて接触するのがプロです。おいしいところだけを食べちゃうのがプロなのです。その辺が解ると治療も楽しくなります。 続きを読む →

2013年10月21日
by 小野田
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寛容の限界

スペインの医療制度は、比較的国民に対して寛容性があります。保険は国の医療保険、個人の医療保険の2種類があります。私はその2種類の保険を使い分けています。自営業や勤め人は、自動的に国民保険を払っていますので、国や自治体が運営する医療機関は順番を待つことさえ我慢すれば、すべての人が平等に医療の恩恵を受けることができます。またこの国は、国や自治体の運営する医療機関が大半を締めますので保険証さえあれば、大半の病気は国や自治体の最寄りの病院に通院及び入院が可能です。ただ日本もそうなんでしょうが、国立は待たなければなりません。順番が来るまでに死んじゃうよが現実の問題ですので、プライベート保険が幅を利かしているのも現実です。ただひと月の料金が年齢にもよりますが平均して100€(13000円)前後ですので急病に備えてプライベートの保険を所有する人が年々増えています。

 何割負担ですかと聞かれれば、処方箋すなわち薬代は全額負担ですが、診察、検査は、まったくお金の心配がいりません。この辺の寛容さが今のスペインの経済破たんを生んだのも事実です。

 今でも急患として外人が利用して金も払わずにドロンが可能な国ですので、この辺は誠に脇がお砂糖の国です。この寛容さはスペインの良き時代の忘れ物かもしれません。プライベートの病院が今まで親方運営の国立病院に替わって増えてきています。直接目に見えない現実として、実はこの病院のオーナーはアラブの金持ちだったりして、ただこの辺の動きは、老人大国スペインですので医療経営のおいしさは日本と同じかもしれません。

 医者も看護婦もレベルはかなり高く、この不況でイギリスやドイツにより良いサラリーを求めて移動している現実もここにあります。苦しき狭き門をくぐってきた医者や看護婦のサラリーは確かに安いです。30万円前後のお金で我慢しているお医者さんを私は何人も知っています。この国の不思議な所なんですが、裕福とは言えないまでも医療に従事する人は比較的日常生活に困った人の家庭の出が少ない現実を反映してか、奉仕の精神の人が目立ちます。赤十字、カリタ、国境のない医師団の活動の中心がこの国にあることは意外と知られていません。この辺は、キリスト教の信仰が影響していることは確かなはずです。

しかしこの国にも 汚い世界はあります。この国の政治屋の汚職が目立つ中で医療機関はこの国は正常に働いている印象が深くこの辺がスペインのお面白いところでもあります。しかし良き時代の寛容さは終わりを告げています。衣食足りて何とかで、このバブル崩壊の真っただ中のスペインは、国が潰れないためにアンタッチャブルの聖域医療に目を付けて、ここまではよし、ここはカットと、スペインの十八番である極端から極端の改革に政治屋が動き出しました。また一つスペインの良さが消えつつ現実がここにあります。

2013年10月18日
by 小野田
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労働許可証 パート4

日本人が外国に住んでいるということは、日本国で食べられないから出稼ぎに外国に出るというケースはほとんどありません。こちらのフィリピン人や南米の人たちはほとんどがお金を稼ぎに来るわけです。この辺が外国にいる日本人の欠点でもあり利点でもあります。

こちらに韓国料理のレストランが何件かありますがオーナーの大半は元ひよこの鑑別師か、元及び現役の韓国の空手テーコンドーの先生です。何年かお金を溜めてお店を開いた人たちです。チャイニーズにしても私が来たころの80年代は彼らが買い物やレストランで食事をしているのを見たことがなかった時代でした。

ところが今は、あちらこちらに中国人のコンビニエンスショップがゴキブリよろしく氾濫して、ミニチャイナタウンがあちらこちらに出現しています。ルイビトンの店には中国語をしゃべる店員がいます。ロエベ然り。中国人さま様です。中国人の今の勢いを見ればマドリッド(ヨーロッパ)侵略もヒョットッしたら夢でもない状況です。 続きを読む →

2013年10月15日
by 小野田
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労働許可証 パート3

私の場合は、初めから個人営業の労働許可証を申請してツキ男の本領発揮で、約3か月で労働許可証をGETしましたが、今は個人の労働許可証ですと持ち金として1000万円ぐらいを提示して一定期間凍結されますので金がないとGIVE UP です。1000万円あったら他のことしますよね。個人が、だめならとりあえず、人が経営している所を就職に考えますよね。しかし地場の小規模の会社は、たとえ日本からぜひ頑張りますのでと有望な新人が応募してきても大体は無視ですね。何故無視なのか。

 それは今まで何回となく弁護士を使って高い金払ってやっと労働許可証をGET してやっても、2年も頑張れずに下手すると1年で恋しい日本に帰ってしまう輩がそんな原因を作ったのかしれません。根性なしを通り越してフニャフニャに笑っちゃいます。また理由がとっぽくて、例えば、おやじおふくろも年をとってきたので面倒を見たいから(一年や二年でそんなこと言うな)。またもう一度何々の勉強をしたいから、笑っちゃうでまかせ理由で言われちゃ、さめちゃいますよね。

 ただ滞在先がどうしても合わない場合もあります。またスペインのようにAMIGO(友達)AMIGOと会話の中で連発する割には家族で固まる人種ですので友達が作りにくいという理由もあるかもしれません。南米のような国ですと本当の友達を作るということはともかくとして、もっと入り込めますよね。スペイン人も所詮は白人なんです。東洋人を友達に持とうなんて地方からの人たちなら別ですが地元に家族を持つ人たちは、必要ないですもの実際。恋しければ帰れえれば良し、それも人生ですよね。こんな奴に限って日本に帰るとほざくんです。 続きを読む →

2013年10月12日
by 小野田
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労働許可証パート 2 

私は日本で育ち日本で教育を受けてこちらに来て生活しています。すなわちスペインにいてもどこにいても頭の中は日本人です。その頭はいつも日本の生活の便利さをスゲースゲーと合点しています。日本のこれでもか、これでもかの品揃え、気持ち悪い程のお客様は神様、外国にいると妙に良いところだけがイメージされます。

 ただ出来上がった世界が日本ですので若者が可能性を見つけてドカンと一発成功といったやりがいのある道はかなり閉ざされています。日本は色々な面でかなり前を進んでいますので、日本の日常生活にひしめく便利なものや食文化などを日本で学んでこちらに持って来れば必ず食うぐらいの生活の安定は得られるはずです。日本食ブームのヨーロッパですので、板前さんやすし職人さんなどは、怪しいすし職人さんがおむすびの上にサーモンのぶつ切りをのせて、ハイ一丁上がりなんてこちらでやってますから、修行した若者や、後進の指導に定年された板前さんが日本のカルチャーを引っさげてきていただいたら本当の文化交流になるはずです。

 日本にいても、見たことないような踊りの団体や太鼓叩くグループが来日して日本の何とか財団バックアップなんてやってますが、一見さんの催しじゃ文化交流として屁のツッパリにもなら無いということがわかってないんですね。日本で有名らしい某フラメンコ団体が来て短い腕を挙げて盆踊りよろしく踊ったのには、笑いを通り越して思わずうなだれましたね。 続きを読む →

2013年10月10日
by 小野田
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労働許可書

外国で働くということは、ヨーロッパにおいては、滞在許可証と労働許可証を取得しなければなりません。労働許可証は取得初年度は一年です。しかし許可証に記された発効日からだいぶ経って当人に送られますのであっという間にまた書類の申請をしなければなりません。何年かその一年許可を繰り返していると5年の滞在許可と労働許可の一緒になった証明書を取得できます。

 労働許可証を取るのは、簡単ですか。それとも難しいですかと聞かれたらスペインの場合は失業者が26パーセントの国ですので、その点を考えると難しいのかもしれません。しかし労働局は一切の受付を拒否している訳ではないので書類さえそろえば、許可証を出さざるを得ないでしょうね。可能性はどこにでもあります。食らいつく根性さえあれば道は必ずあります。ただ時期とラッキー(運)は必ずありますのでその辺は運持ちの人が有利です。

 まず住みたい国の日本の大使館に行きます。そこでおおざっぱの情報を得ます。運が良ければやさしいおネイちゃんが受付にいてGOODなアドバイスをくれるかもしれません。その反対にむっとするようなおばさんが、あんた誰、なんて感じでホロロの対応をするかもしれません。怒ったらここで終わりです。我慢我慢で情報を得ます。スペインの場合はVISADO ESPECIAL というハンコがパスポートに押されているか否かで書類審査の分かれ目になります。このVISADO ESPECIALの取得方法の情報を第一番に得てください。スペイン語の勉強のための学生として許可証をもらい現地で長期の滞在の方法を考えるのも一案です。

 フラメンコの勉強に来て、いつの間にか先生と仲良くなって、あらできちゃった、じゃ同棲、そして結婚なんて日本人もいますが。それも人生すべてOKです。ただ目的がはっきりしていればなおよく、一年語学のために頑張るなんて人が一年を燃焼させて勉強して帰国して通訳の資格を取ったという人を何人か知っています。

 長く現地にいればいるほど語学がうまくなるというのは、嘘です。日常会話をマスターすると、ここからまたエンジンをかけなおさないとまったくレベルが上がりません。上達が止まっちゃうんです。またこの程度の語学なら何の役に立たないということがわかるのです。そのうちにお金が底を突きだします。 お金が無くなると日本レストランのウエイトレスやガイドで飛行場からホテルまで日本人の旅行者を添乗するといったバイトをしてやあ疲れたと寝てしまう日々が多くなります。いつの間にか流されちゃうんです。そうすると日本人仲間のたむろが始まります。そうこうするうちにネットで日本の情報を追うような生活が始まります。金が無くなったら余計なことをしないですぐに帰る、この決断ができる人はまた違った生き方だできる人です。日本でダメなやつが外国で何かやってやろうと思ってもそうは問屋がおろしません。そんな奴はどこに行ってもダメなのです。でも半年ぐらい憧れの外国に滞在してよい思い出だけを残し、日本に帰国、これはこれでたいへんhappyなことです。

この辺のところを何回かに分けて書いてみようと思います。

 

 

 

 

2013年10月6日
by 小野田
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手技療法の未来はあるか

三十何年前、私は、この手技療法の世界に入りました。おふくろが、22才まで勉強させてもらって、なんでおめくらさん(盲目者)の仕事をしなくちゃならないのと、うちの姉貴に私が日本から去った後、お茶を飲むたび、しきりに愚痴っていたとのことを、だいぶ後になって聞かされました。あのころは、指圧、マッサージなんて世間様は、この程度の認識の人が大部分でした。

 盲目者救済のための職業、この歴史が長く続き、イメージ的に日本には少なくてもHAPPYなイメージ感はありません。その点、この業界を浪越徳治郎先生がテレビ出演して一気に指圧のイメージをあの笑いで払しょくさせた事は大躍進だったわけです。それでもおふくろが嘆いた時期は、桂小金治のアフタヌーンショーが終了して、だいぶ後ですから、御年配の人は相変わらず按摩もマッサージも指圧も、その程度の仕事と思っている人が、実際は大半なはずです。

 私は、この世界(手当て)の未来は、これからどんどんコンピューターが発達すれば、必ずあるとその当時から思っていました。こんな訳で、この世界が何十年後かに脚光を浴びるであろうと当時からそんな希望を持っていた一人です。しかし日本人がこのマイナスのイメージを引きずり続ける限り業界脚光の道は時間が掛かるな、とも思っていましたが。

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2013年10月4日
by 小野田
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胃経人迎のツボ

まったくお恥ずかしくて、笑っちゃうことなんですが、まさか人迎のツボが浪越指圧の前頚部一点目だとは、勘違いを何十年もしていました。前頚部 圧点の位置 頸動脈洞(総頸動脈が内頸動脈と外頸動脈に分かれる分岐点)を一点目としてそこから胸鎖乳突筋の内縁を、胸骨頭起始部まで4点取る。と浪越の教科書にあります。

 私は拍動を感じるポイントを一点目と考えて甲状軟骨上縁より若干上と解釈していました。ですから胃経の人迎のポイントを浪越の2点目もしくは2点目半と解釈していました。ところがある日、経絡オタクに、先生Jingeiは拍動を感じる甲状軟骨上縁あたりだから人迎は、浪越の一点目だろと、問いかけてきました。まったくじぇじぇの心境でした。

 もともと私はこのポイントより胸鎖乳突筋の停止部、乳様突起部に大変興味があり、前頚部の一点目を頸動脈洞部よりだいぶ上方にポイントを取る癖が臨床経験上ついています。それがいつの間にか何十年の間に、浪越の一点目を勘違いさせたようです。この辺が実に素直な自分なのです。オタク経絡おっさんに心底感謝。

 乳様突起部下端の後方が胸鎖乳突筋の停止部ですから、このポイントは頭を後屈、側屈させるときにおこる違和感を調節するポイントであります。またこの部分の細かい硬結を見つけて持続圧で処理すると頭がすっきりします(不眠症、自律神経失調症ETC)。また寝違いには即効性を示すシークレットポイントでもあります。浪越では一点目を迷走神経の走行を狙ってじっくり攻めますので、そんなところを長年勉強して前頚部をマスターすればドル箱ラインになるのかもしれません。私は胸鎖乳突筋の起始のトリガーポイントと停止部の三焦経の走行の関係を臨床実験しています。いずれにしろ首を制する者は、やはり患者さんに喜ばれます。今は首の治療にぞっこんです。体が動かなくなったら按腹で勝負しようかなと考えています。